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「ん〜!おっも…!!」
酔っ払いさんはスラッと背が高くて、チビな俺は家まで運ぶのに一苦労。
家の近くでほんとによかった…
「よい、しょっ!と…今、水持ってきますねっ」
せっせと他人を介抱して俺は何をやってんだろ。
夕飯もまだなのに。
「あの、何か食べます?俺夕飯まだで…あ、でもお酒呑んできたのか…じゃあもう寝たいですよね///」
なんて一人で納得してスーパーで購入したものを次々に冷蔵庫へ閉まっていく。
そしたらいきなり、
「ぷっ、あははっ」
「へ?」
さっきまでだるそうに俯いていた酔っ払いさんが笑い出した。
なんなんだ、この人。
「なんなんですかっ、いきなり…」
「優しいんですね。」
「っ…」
「変わらないな…」
ああ、今日は本当に最低な日だ。
眼鏡を外したその顔が、懐かしいあの人に見えてきた。
まだ昨日の疲れが残っているのかもしれない。
早く薬を飲んで、それで…
「あの頃からお人好しだったよね」
いくら眼鏡をかけていて外が暗くたって、顔くらいわかったはずなのに。
「久しぶり、やま。」
頭が痛い。
昨日は薬も飲んでよく寝たんだ。
元気になったから久しぶりに肉じゃがでも作って一人寂しく食べようと思ってたのに…
「裕翔くん…」
よりにもよって一番会いたくない人に再会するなんて、思ってもみなかった。
そういや今日の占いは12位だったっけ。
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ひじり(プロフ) - 山田くんが、等身大の悩みを抱えた男の子って感じで、可愛くて愛おしいです!裕翔くんの気持ちも気になりますっ!なんだかどんどん続きが読みたくなっちゃいました!ステキなゆとやまをありがとうございます!!頑張ってくださいっ!!!! (2018年8月23日 0時) (レス) id: b0ac71fcb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山田マンボウ | 作成日時:2018年3月25日 20時