検索窓
今日:6 hit、昨日:28 hit、合計:208,538 hit

ページ27

山田side



特になんの情報も得られないまま時間は進み、気付けばもうお昼休み。


高校の授業が懐かしくて思わず聞き入ってしまった…




潜入捜査用のスマホに一通のメール


(有岡さんからだ…!)





ーーー




「で、調子どうよ。」

「全然です…すみません、役に立てず…」



お昼を一緒にどうだ?という有岡さんの誘いを受け、手作りのお弁当を持って待ち合わせ場所の屋上へ。



「ま、気にすんな。俺もまだなんも掴めてねーから笑」



有岡さんは購買で買ったらしいパンと牛乳を両手にケラケラと笑った。

パンに牛乳なんて、刑事っぽいなぁ…(ドラマの見すぎ)



「教員達は次のターゲットになるのを恐れてこの事件には関わろうともしない。」

「そうですよね…生徒の間でもその話はご法度みたいで…」

「まぁ、生徒の中に犯人がいるんだってんだからそりゃ口止めくらいするよなぁ。」




犯人の手がかりなし、かぁ…


…ん?



「…?」

「?どした?」

「あ、いや…」




どこからか視線を感じて見渡して見たけど特に気になるようなものはなし。

人の気配も感じない。


たいしたことではないから有岡さんに言うのはやめた。



「なんでもないです//」

「そ?なんかあったらちゃんと言えよ?笑」



有岡さんはそう言って太陽みたいな笑顔で俺の頭を撫でた。

それは反則です…////



〈キーンコーンカーンコーン〉


「おっ、予鈴だ。そろそろ戻るかっ。」

「はい!」



お昼休みもあっという間に終わり、それぞれの持ち場へ。


「それじゃ、なにか分かったら随時報告!おっけ?」

「了解でありますっ!!」

「だから敬礼はいらないって笑」

「あっ…////」

「ふふ、じゃあまた後で。」

「はいっ」



また有岡さんに頭を撫でられ、顔が熱くなるのを感じながら教室へ戻ろうと振り返ると






「待て。」

「んぅ!?」






何者かによって口を塞がれた。









「ちょっとツラ貸せよ。









…潜入捜査官さん。」

「!?」

▽→←▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (176 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
633人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

くるすけ - 更新待ってます!すごく面白くてお気に入りです! (2019年8月9日 15時) (レス) id: 8dac6d8dcd (このIDを非表示/違反報告)
涼介 - もう一回風邪で弱ってる山田くんがみたいです!!看病するのはベストの誰かで!よろしくお願いします (2017年2月16日 0時) (レス) id: 6fa2c940cb (このIDを非表示/違反報告)
山田マンボウ(プロフ) - R.Y kanoさん» 了解です!少し遅くなると思いますが気長に待って頂けるとありがたいです(´‘▽‘`) (2017年1月8日 10時) (レス) id: dbfe6d342f (このIDを非表示/違反報告)
R.Y kano(プロフ) - 山田くんが誰と出かけるかをJUMPで言い争っていて最後は薮くん落ちというのを見たいです!! (2017年1月7日 23時) (レス) id: a5bce0f0db (このIDを非表示/違反報告)
山田マンボウ(プロフ) - すずすけさん» 了解です!ありがとうございます(´‘▽‘`) (2017年1月7日 1時) (レス) id: dbfe6d342f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:山田マンボウ | 作成日時:2016年11月11日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。