アルスはメイトとともにメイトはアルスとともに、どこまでも

ep.6 ページ6

翌日、俺は生徒会の人に呼び出され、ゆるまぐが今月にあることを聞かされた。

何を話すか考える必要があると思い、休み時間もずっと考えていた。

「奏君、何をそんなに考えてるの？ 僕とスイーツでも食べないっ？」

タツキ先輩が両手に籠を抱えている。

どうやら中にはたくさんのスイーツが入っているらしい。

「タツキー、！ 実は遊園地の無料券が当たったんだ。一緒に行かないか？」

先生がタツキ先輩を後ろから抱きしめた。

重いですよーと文句を言いながらも遊園地という言葉に目を輝かせている。

「えっ！？ 遊園地行きたいです！！」

朴もそういうの好きでしたもんね。

ジェットコースターはダメみたいですけど。

そういえば、アキラも結構好きだった気がしますね。

「どうせならみんなで行こうよ」

「そうだな。丁度五枚あるし、皆で行くか」

「俺もですか」

ふと疑問を投げかけると皆から当たり前といったように頷かれた。

嬉しいようででも遊園地に行くということに抵抗を覚えた。

「たまにはリフレッシュも必要でしょ？ ライブツアーに向けての休憩ってことで！」


仕方ないですね。

一緒に行きますか。

タツキ先輩にそういわれては断ることもできない。


「はいはーいっ！！ バナナはおやつに入りますかー？」

「パク、遠足じゃないんですよ…」


どうやらまた騒がしくなりそうだ。

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