会いたい人は...５ (ページ40)

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G ページ40

呼吸が落ち着いてきたAに声をかけた

G【A...大丈夫？】

A【...うん】

G【どちらかって言ったら、俺に大丈夫かって聞いてくれない？】

A【ん？大丈夫？】

G【ダメ】

A【え？何？もしかして、私？】

G【そう】

A【...それは..ゴメンなさい。...がっかりさせたよね...】

G【は？がっかり？】

A【良いわけないか..】

G【何言ってんの？逆！】

A【逆？】

G【マジ、ヤバかった(笑)】

A【...それは、それで恥ずかしいけど】

G【何だよ！良すぎって、いってんじゃん(笑)】

A【じゃあ...ありがとう(苦笑)】

G【...Aってさ...初めてって、日本人？】

A【はぁ？何言ってるの？】

G【ちょっとした興味だって。】

A【そんな事、聞いてどうするの？】

G【いや、今後の参考までに...】

A【言うわけないでしょ！(怒)】

G【じゃあ！じゃあ、留学する前？後？どっち？】

A【意味わかんない】

呆れて背中を向けたA

Aの背中にキスしながら、

G【なぁ、俺、Aがいないとムリ】

A【...】

G【韓国来てよ。一緒にいよ？】

G【Aと離れてるなんて本当にムリだから。】

A【...ありがとう。でも、今すぐには答えられない】

G【...】

G【結局、いつも俺だけなんだよな...】

A【...この流れだと、クォンさん誤解してるかも】

半身を起こして、振り返った

G【何が？...それと、ジヨン！】

A【あ、そうだった。ジヨンさん、私、たぶん..あなたが好き】

G【"たぶん"余計じゃね？(苦笑)】

A【だけど、私の大事なものって、それだけじゃないの。】

G【俺以外何？】

A【仕事】

G【そんなの韓国だってできるじゃん】

A【あのホテルに意味があるから。この２年、私を助けてくれたのは、あのホテルだから。このまま辞めるなんて、したくない】

A【だから、日本に戻る】

G【俺と離れてもいいんだ】

A【だから、悩んでる...いい歳して、ジヨンさんと離れたくなくて...】

G【じゃあ、一緒に居てよ】

Aを抱き締めた。