G ページ39
荒い息を整えるAの隣で、A以上にへばっている俺。
A...こう見えて...奔放なんだ。
俺がいきそうだって時に、まだダメって言った女、初めてだよ。
リアクションとやる事のアンバランスさが凄すぎて...ヤバイから
リアクションは、凄い控え目なんだ。
Aは、ほとんど声をあげない。
最初こそ、もっと甘い声が聞きたいと思ってたんだけど、だんだんAの吐息や荒くなる息遣いに興奮してる自分がいたんだ。
たまに出す声が、又たまんなくて...
自分から目を合わそうとしないA
切ない表情で下唇をちょっと噛み、視線を外す。
俺を見ろと言うと、ユラユラとした視線を向けるAに煽られた。
最中に、俺の事を見て、俺の名を呼ばせた時は、正直ヤバかった。
そんな可愛いリアクションの割りに、やってる行動は、肉食系そのもの...
日本人とは思えない大胆さっていうのかな...
アメリカ仕込み...って感じがする
俺も結構場数は踏んでるけど、こんなに激しくギャップのある女は、本当にいなくて...
Aにマジでやられた感じ。
どうやったら、こんな女、忘れる事出来んのか...
Aに、心も身体もはまっちゃったのを自覚してる。
ここまで来ると何だか怖くなる...
これ以上、酷くなる前に、離れたいとさえ思う。
Aが他の誰かを好きになったら...
Aが他の誰かと抱き合ったら...
俺は、正気じゃいられない。
Aに全部を持ってかれた男は、こういう気持ちになるのかもしれない。
ふと、カイトさんもこんな気持ちになったのかと考えた。
他の女に逃げたんだと思った。
だけど、結局は、Aしかダメだって思ったんだろ?
悪いな、カイトさん。
俺は、あんたのようにはならない。
Aを離さない。
俺のそばに置くよ。
隣で横になるAを見ながら思った。
この女は、誰にも渡さない。
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作者名:yui | 作成日時:2017年12月2日 14時