会いたい人は...５ (ページ47)

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G ページ47

階段を駆け降りて、外にでた。

頭がおかしくなりそうだ

何なんだ...これ(怒)

何なんだよ！ふざけんな！！

ｶｲﾄ【ちょっと待て！】

俺の後を追って来たのか...

G【...】

待つ気なんてない

ｶｲﾄ【おい！待てって！】

俺の肩をつかんだ。

G【触んじゃねぇよ！】

立ち止まって、振り返り、睨み付けた。

ｶｲﾄ【お前、いいんだな！】

G【はぁ？何が】

ｶｲﾄ【Aいらないんだな】

G【...】

ｶｲﾄ【俺はAが好きだ。お前がいらないって言うんなら遠慮しない。】

G【...好きにしろよ】

ｶｲﾄ【お前...前の俺と一緒だよ】

G【あんたと一緒にすんな】

ｶｲﾄ【同じだよ。Aが自分のものだと思ってるとこ】

G【...】

ｶｲﾄ【俺は分かったよ。Aは、A自身のものだ。】

G【...】

前に、Aのストーカーに俺が言ったセリフだ...

ｶｲﾄ【俺が家の前で待ってたんだ。一晩中な...。そんな奴をAが、放っておけると思うか？】

G【...】
放っておける訳がない..そんなこと分かってる..Aのそういうところが好きなんだから

ｶｲﾄ【ムカつくから、お前なんかに言いたくないけど、俺、きっぱり振られたよ。】

G【...】

ｶｲﾄ【だけど、まだ諦めてない。今日の飛行機で、一緒に帰ろうって言ってある。お前がいらないって言ったから、俺にも望みがでてきたな】

俺を挑発するように言ってる

G【...】

ｶｲﾄ【もう、同じ過ちはしない。Aが俺の元に戻ってくれたら、一生大事にするから安心しろよ】

G【勝手な事言ってんな】

ｶｲﾄ【Aを幸せに出来ない奴には、絶対に渡さない。】

G【あんたには言われたくない。】

ｶｲﾄ【それもそうだな...Aを守るのは、いつもお前の役割だったからな...でも、今回は俺がいるから】

言いたい事だけ言って、去っていった。

何だよ...

あんたに言われたくねぇよ...

振られたのは、あんただろ...

俺が振られたみたいに感じるのは...何故なんだ