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「シナ先生！！大切なことは早急に伝達しなさいと私は先生から習いましたが！？」
それから、尾浜先輩に明日からよろしくねと手をひらひら振られながらくノ一教室に戻ってきた私は新学期前日に帰ってきている生徒がいないことを確認して声を荒げながら担任の山本シナ先生の部屋に乗り込む
シナ「そんなに大きな声を出して…」
「私が忍たまになるってどういうことですか？長屋の部屋数不足が原因だとは思いますが…」
シナ「さすが最年長」
お若い姿の先生に詰め寄ればあっさり認められる私の忍たま教室への異動。一瞬尾浜先輩が即席でついた嘘かもしれないと思ったけれど、どうやらこれは事実らしい。
「それにしても急すぎます！」
シナ「だってあなた、春休みの前に言ったら実家から出てこなくなるでしょう？」
「そ、それはそうなんですが…」
シナ「随分弱気ね？くノ一がそんなんでいいの？」
「そんなぁ…」
私は基本的にシナ先生に弱い、急な異動と私の弱音はくノ一うんぬんではないと思うけれど先生の言うことは絶対だ。
シナ「それに、あなたのためでもあるのよ？」
「え、私のためですか…？」
シナ「えぇ、Aは勉学においても体術においてもとても優れている。比較対象がいなくても言い切れる。これは私が責任を持ちます。…けれど、自分よりも明らかに力のある男子たちと共に授業を受けるのも、大変刺激になるでしょう」
「先生………その後半の部分は学園長が突然思いついた時に後から付け加えた建前ですね？」
シナ「ふふ、なんでもお見通しね…あなたは私が育てた優秀な子であることは事実」
「…わかりました」
簡潔にまとめ上げるとくノ一長屋の部屋数不足によって、シナ先生が簡単に説得できる私が忍たま長屋に異動になったわけだ。加えて学園長が絡んでいるから拒否権は最初からなかった。
「嬉しいお言葉をいただいたのでくノ一教室を代表して忍たま諸君をボコボコにしてきます」
シナ「あら、頼もしい」
まあ私がどれだけ扱いにくかったとしても年齢的にも単独でいるのは私、下級生の女の子たちを突然忍たまの中に放り込むのも酷な話だ。
シナ「じゃ、まだ早い時間だから今のうちに荷物をまとめて忍たま長屋に行ってらっしゃい！進級おめでとう！」
「えぇ！？それは急すぎません！？」
そうして一瞬で姿を暗ます先生。
即日引っ越しの始まりです。
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八重(プロフ) - ゆずこしょうさん» ありがとうございます〜！ご期待に応えられるように頑張ります！ (3月21日 22時) (
レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこしょう(プロフ) - こんな作品待ってました！これからも頑張って下さい！ (3月21日 13時) (レス) @page32 id: e261693cf6 (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - リンちゃんなう！さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ぜひこれからもよろしくお願いします！ (3月20日 22時) (レス) id: 6efa099dc1 (このIDを非表示/違反報告)
リンちゃんなう！ - 夢主ちゃんの性格が好みです！楽しくて一気読みしました！続き楽しみにしてます^^ (3月20日 17時) (レス) @page22 id: 99c0a2ef87 (このIDを非表示/違反報告)
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