愛してるという。∞章大 ぱぁーと2

理解できない ページ14

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大倉side


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俺がヤスんちで朝ごはんを作った日。


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忠義「え………」


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ドアを開けたら、
ヤスとの写真に写ってた子がいた。


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忠義「えっ、ヤスおるで?
　えっ、俺言ってくるわ。Aちゃんやろ!?」


A「あの…いや…、大丈夫、です…」


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口の横が切れてて青かった。


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A「章大くんに…伝えといてください…」


忠義「いや本人に言うたほうがええやろっ?」


A「いいんです!!逢ったら……
　逢ったら戻りたくなる…っ」


忠義「え…?」


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よく理解できひんかったけど
とりあえず手を引いて車に乗せた。


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忠義「戻りたくないって、どうゆうこと?」


Aちゃんは黙ったままうつむいてた。


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A「あの……」


2分くらいの沈黙だったからびっくりした。


A「章大くんは……、元気ですか…っ?」


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忠義「えっ…。……今は、元気…やけど」


A「なら…、よかった……」


今にも泣きそうな笑顔でまたうつむいた。


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え……。


忠義「結婚……してるん…?」


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Aちゃんの薬指には
銀色の指輪がついていた。


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