思うよりずっと＿6 ページ42
涼介side
目が覚めたばかりの頃はまだ息苦しくて喋るのも辛かったけど……薬のお陰で幾分楽になった午後。
涼「も……これ、取ってって…言って…」
慧「あはは、…取ってくれるかなぁ、先生」
……どうせダメって言うでしょ、先生は。
今は点滴のお陰で熱が少し下がったけど……咳のし過ぎか肺炎にもなってるらしいから、おとなしくしてろと先生に言われた………
……ほんとこれ病人みたいで嫌なんだけど……
お決まりみたいな酸素マスクに邪魔されながら、数日間も寝たきりになった不満を慧くんにぶつけた。
………それから三日後。
絶対安静を条件に、慧くんと家に帰ってきた。
病院にいるよりは全然いいけど、ずーっとベッドってのもつまらない。
大「涼介」
侑「りょおすけ、おかえりなさい！ただいまぁ」
涼「……ありがと…おかえり……」
夕方になると大ちゃんと侑李が帰ってきてすぐ部屋に来てくれた。
慧くんが俺に付きっきりだから、大ちゃんが送り迎えを引き受けてくれてて……申し訳ない…
……やっぱり、兄弟の顔を見ると安心する……
その後ろからひょこっと扉から顔を出す…のっぽも。
中「やま、具合はどう？起き上がってて平気？」
涼「ゆうとも来てくれたんだ…だいじょ、ｹﾎｯ…ん…ぶ、だよ」
我ながら今のは説得力がなかった……
今のタイミングで咳なんか出るなよって…！
慧「涼ちゃん、嬉しいね。でも一気に喋らなくていいからね」
中「すみません」
涼「裕翔のせいじゃないよ…ごめん」
一気に賑やかになる部屋に気持ちも軽くなって、つい…。
病院にいて退屈だったのもあり、話したいのにそれを邪魔する鬱陶しい咳に腹が立つ。
侑「…ゆーりね、ほいくえんで、りょおすけのえかいたの！」
そう言って見せてくれたのはクレヨンが鮮やかな俺の似顔絵。
勿論隣には家族がいて、真ん中で満面の笑みを浮かべている。
涼「…すごい、上手に描けたね……」
大「実物よりイケメンだな？」
涼「はあ…？ｺﾎｯｺﾎｯ…ん……ﾊｧｯ…」
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夢莉(プロフ) - トマト丸。さん» 他のお話と融合させるかもしれませんが、移行先で考えてみます！リクエストありがとうございます！ (2020年3月7日 19時) (
レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - あーちゃんさん» はじめまして(^^)光栄です…！移行先で考えてみます！リクエストありがとうございます！ (2020年3月7日 19時) (レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
トマト丸。 - 涼ちゃんが高熱がでてしまい熱性痙攣で一時意識不明の重体になってしまうところを見たいです!!!!よろしくお願いします!!!! (2020年3月7日 14時) (レス) id: 064c528e5b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - はじめまして！何度か読み返してしまうほど大好きです！リクエストしたいのですが、涼ちゃんがノロウイルスで嘔吐がひどくなかなか治らず家族みんなで看病する、というのをお願いしたいです!!よろしくお願いします！ (2020年3月5日 21時) (レス) id: 4ea081dbc4 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - らんさん» わぁ嬉しいです…！了解しました！少し先になりますが、移行先3の方で書かせていただきますね！リクエストありがとうございます！ (2020年3月5日 20時) (レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
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