寒空の下＿3 ページ32
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涼「…ｯ…ぅ……」
家に入れないからずっとここにいるしかない。
屋根があって濡れないとはいえ、寒いし…頭が痛くなってくる………
しゃがみこんで出来るだけ体を小さくするけど、寒さは増していくだけ。
涼「もう…最悪……こんな日に限って……」
今が何時かも分からない。
あとどれくらい待てば大ちゃんが帰ってくるのかも……
こんなことなら学校で大ちゃんが終わるのを待っていればよかった。
もしくは裕翔についていけば………後の祭りだ。
涼「寒いぃ……風邪引いちゃう……ｸｼｭｯ……」
もう一時間くらい経ったかな？
はっきりとは言わなかったけど、大ちゃんは居残りだろうからまだ掛かるよね……
涼「…くぅ……大ちゃんのばかぁ………早く帰ってきてよ……」
何時間待たせるんだ、バカ大ちゃん…帰ってきたら温かいココア作ってもらうんだから……
……辺りは完全に暗くなって、怖くて顔を伏せるけど、聞こえてくる雨音は強くなるばかり。
そうしているうちに、疲れてきちゃって……眠い……
こんな場所で寝たら……と、葛藤はあったが、一度閉じた瞼はとても重くて、回りの音がどんどん遠くなる……………
「…ょ……け、……う、…おい……涼介、起きろっ」
涼「っ、…ん、…？」
そっと顔をあげると、ぼわぁとした景色の中に、心配そうな二つの顔が覗いていた。
大「何やってんだよ！？」
侑「りょおすけ、おひるねしてたの？」
涼「あ、だいちゃん…ゆーり……おかえりぃ……っん…」
大「あっ、涼介！」
二人を認識して立ち上がった瞬間、安心したからか足の力が抜けていって。
大ちゃんが受け止めてくれたお陰で倒れずに済んだけど……戻れない気がする。
涼「…っ……鍵、忘れちゃって…」
大「マジかよ……体超冷てぇし、立てるか？」
涼「……ごめん、」
大ちゃんは持っていた鞄を置き、家の鍵を開けると俺を先に家に運んでくれた。
玄関でも座り込んで動かない俺に、今度は侑李が靴を脱がせてくれて。
さすがに自分で動かなきゃなぁ…と思い壁伝いに歩いてリビングへ向かう。
大「涼介、……それ歩いてるつもり？」
涼「ぇ…？……ｸｼｭﾝｯ…」
大「だー、もう！いいから、掴まっとけよ？」
ずっと同じ体勢で寝ていたからか、体が固まって上手くいかないんだもん。
侑「りょおすけ、ここあったかいよ！」
大「侑李、ありがとう。涼介のこと見といてくれる？」
侑「うん！」
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夢莉(プロフ) - トマト丸。さん» 他のお話と融合させるかもしれませんが、移行先で考えてみます！リクエストありがとうございます！ (2020年3月7日 19時) (
レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - あーちゃんさん» はじめまして(^^)光栄です…！移行先で考えてみます！リクエストありがとうございます！ (2020年3月7日 19時) (レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
トマト丸。 - 涼ちゃんが高熱がでてしまい熱性痙攣で一時意識不明の重体になってしまうところを見たいです!!!!よろしくお願いします!!!! (2020年3月7日 14時) (レス) id: 064c528e5b (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - はじめまして！何度か読み返してしまうほど大好きです！リクエストしたいのですが、涼ちゃんがノロウイルスで嘔吐がひどくなかなか治らず家族みんなで看病する、というのをお願いしたいです!!よろしくお願いします！ (2020年3月5日 21時) (レス) id: 4ea081dbc4 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - らんさん» わぁ嬉しいです…！了解しました！少し先になりますが、移行先3の方で書かせていただきますね！リクエストありがとうございます！ (2020年3月5日 20時) (レス) id: 62134ae4e1 (このIDを非表示/違反報告)
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