Ｔｏｐａｚ

冷たいワケ＿6 ページ15

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それから数日が経って。


大「絶対、無理するなよ？！少しでも怠いと感じたら保健室に行くこと！すぐ迎えに行くから！」

涼「はいはい……」


大貴は元気が取り柄みたいな子だから翌日にはすっかり熱も下がっていた。


だけど………涼介は三日間微熱が続いてずっとベッドの上。
それでもいつもよりは回復が早い方だった。

大貴が付きっきりで看病してくれたお陰もあるんだろうね。


今朝は微妙だけどなんとか平熱ぎりぎりを保っていたから俺が学校にいく許可を出したけど………大貴は過保護で。

………本当の数字を伝えたら怒られそう。


涼「ん、もう……うるさいな。馬鹿なのに風邪引いた人に言われたくない。いってきます」

大「まだ話はっ……涼介！」


仲がよろしいことで。


侑「だいき、ゆーりのごはん！」

慧「あー、はいはい慧くんが用意してあげるからね〜」

侑「はいはいっかい」

慧「はい」


今日も我が家は平和だなぁ……

大貴が涼介の愚痴を溢しながら戻ってきて、クスッと笑ったら思いきり睨まれた……ので。


慧「糖分足りてないんじゃない？ほーら、メイプルシロップたーっぷりかけてあげた」

大「ちょ、こんなの甘すぎて食えねえよ！」

侑「のこしちゃだめ」

慧「だよねぇ？ほら、侑ちゃんが見てるんだからね、大貴お兄ちゃん」


たまにはやり返しも必要だろう………倍返しされないといいけど。

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