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"飛躍魔術発動"
哉太「どぅわ！！？」
稔「おー、我ながらよく飛んだ」
んー、囮やるって言った割にはちゃんとやってないな……
稔「"攻撃魔術 ギセフォ"」
イーボーダー「＿＿＿＿＿！」
相変わらずやかましい。
哉太「ちょっと、ちゃんとやって！？下手したら俺、喰われるよ！！？」
稔「逆にそっちがちゃんとやって。ちゃんと囮になってるから」
哉太「はいはいわかったよ！」
稔「ファイトファイト」
哉太「"攻撃魔法 セインツ・アロー"！」
ﾊﾟｷﾝ
稔「お疲れ」
哉太「うおっと、着地はいつまでたってもなれないもんだね」
稔「普段空飛ばないからね」
哉太「……たしかに」
稔「真面目にIＱ大丈夫？」
哉太「これでも大学生ですぅ」
稔「はいはい……さっさと帰るよ」
・
哉太「お〜満開ですな」
稔「もう春……か」
なんか情に浸ってたら哉太がお花見したいって言うから、即座に却下したらケチって言われたんですけど。
朱莉「あー！仕事帰りの二人はっけーん！」
稔「朱莉！？あんたお遣いは？」
朱莉「今終わったとこ」
稔「だったら帰りなさいよ」
朱莉「だって時間あったんだもん」稔、哉太「「だったら余計帰った方がいい」」
朱莉「え〜、まっすぐ帰るのつまんないじゃん。で、何の話してたの？」
哉太「花見したいって言ったら稔が即座に却下した話。ケチでしょ〜」
稔「ケチじゃない」
朱莉「あー、でもここ満開だからわかる。お花見したい」
哉太「だよね！？」
稔「ダメなものはダメなの。明日の命の保証もなしにのうのうとお花見なんてしてられない」
朱莉「……じゃあさ、こんなのどう？」
哉太「どんなの？」
朱莉「イーボーダー殲滅し終わって、この三人が全員生きてたら、その時の春にお花見するっていうの」
哉太「さすが！それいいじゃん。生き残る理由できるし」
朱莉「稔、これどう？」
稔「……」
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