カルエゴ卿の角 ページ2
カルエゴ先生の角ってどこにあるんだろう?
ふと、入間はこう思い立った。
「(召喚の時小っちゃい角はあったけど・・・。人の姿の時もやっぱり角は小さいのかな?)」
入間は授業後、片付けをしていたカルエゴに尋ねる。
「先生、先生の角って一体どこに・・・」
「ア゙ぁ゙?」
入間はカルエゴに思いっきり凄まれてしまう。気分は蛇に睨まれた蛙、いや、竜に睨まれた蟻のよう。
「スイマセン!スイマセン!角がコンプレックスでしたら謝りますから!!」
もう、ただただ謝り倒すしかない入間。するとカルエゴはいつもの不機嫌な顔に戻り、こう言う。
「ああ、角の事か・・・。よく聞かれるな。丁度仕事も一段落した時期だ。粛に聞け」
「え、あ、はい!」
「私の角はな・・」
ごくり。
カルエゴの放つ雰囲気に飲まれ、喉を鳴らす入間。
「耳たぶを引っ張ると伸縮するんだ」
!!!?
クラス内の全ての悪魔が目を見開いて、こちらを一斉に向いた。
クラス内の悪魔全員が思った事を、入間はカルエゴに質問する。
「へ?それはどういう・・・?」
はあ、とため息をつくカルエゴ。カルエゴが自分の耳たぶを引っ張る。
すると。
ガションガションガション!と機械的な音が連続し、メタリックな角が現れた。
鈍色に輝く二本の角。
結構、ガ○ダムっぽい。
「ええ!!?それはどうやってしまうの、エギー先生!!」
珍獣系お転婆ヒロイン、クララは聞く。
「その呼び名は止めろ!これはまた、耳たぶを引っ張るんだ。まあ、基本的には外に出さん。髪のセットの邪魔になるからな」
ガションガションガション!と機械的な音を立てて角を収納していく姿は最っ高にカッコいいのだが、耳たぶを引っ張って、というのがどうにもシュール。
「(なんだろう、こうなってくると笑っていいか笑っちゃいけないのか、分かんなくなってくるな・・・)」
乱れた髪を手櫛で整えるカルエゴを見て、こういう気持ちをなんという言葉で表すべきなのだろうかと、入間は新たな疑問が浮かんできたのであった。
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犬可愛いね! - 面白いですし、カルエゴ先生も可愛いのでもっともっとカルエゴ先生のファンになりました!素敵な夢小説をありがとうございます! (8月4日 20時) (レス) @page7 id: 16abd15ea3 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - カルエゴ先生かっわいいなぁ〜〜♪ (2021年11月4日 18時) (レス) @page3 id: d0265fec18 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 面白っかたです! (2021年10月3日 21時) (レス) @page22 id: 0d42b433ed (このIDを非表示/違反報告)
猫叉(プロフ) - 不真面目な茄子さん» 作者さんの笑いの才能が羨ましいですっ。ありがとうございます!!楽しみに待ってます!! (2020年5月24日 22時) (レス) id: 6d40387773 (このIDを非表示/違反報告)
不真面目な茄子(プロフ) - 猫叉さん» コメントありがとうございます!了解しました! (2020年5月24日 19時) (レス) id: 2a73ac8ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コアな人 | 作成日時:2020年3月4日 17時