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あの後、チャイムぎりぎりで授業に間に合った。
5時限と6時限は普通教科。
明後日が不安すぎて全然内容を聞いてなかったから、ゆうた君か朱桜君にノート見せてもらおう……。
「A〜、行くよ〜!!」
「あ…うん」
ホームルームが終わった後、いつの間にか着替え終わっていた姫宮君に手を引っ張られて教室を出る。姫宮君だけ…だよね……? 伏見先輩はいないよね………?
「今日、ボクだけだから安心して」
「え…」
「Aが先輩とか苦手なの、さすがに分かるよ。弓弦にも来ないでって言ってる」
姫宮君、そんな事まで考えてくれたんだ……。
姫宮君だけなら、今日は大丈夫、かな……?
「…ありがとう、姫宮君」
「ふ、ふん! これくらい当たり前だもん!!」
私がいろんな意味を込めてお礼を言うと、姫宮君はぷいっとそっぽを向いた。…でも、ちょっと耳が赤い。
彼は、こういう一つ一つの動作が可愛らしい。容姿と合わせて、そういう系統のアイドルとして売り出せば、すごく人気が出ると思う。
姫宮君におすすめの仕事を頭の中で整理していると、レッスン室にたどり着いた。
彼はストレッチを、私はプロデュースの準備をし始めた。
授業でやったONLY YOUR STARSを流して欲しいと言われたから、スマホの音楽アプリから音源を流す準備もする。
「fine用の音、ある?」
「あるよ……?」
「それ、流してくれる?」
姫宮君がそう言ったから、マイリストの覧から《fine 音源》のリストを探し出す。
夢ノ咲では、1年生の所属ユニットが決まったら、音源のピッチを変える機械でそれぞれのユニットに合った音で曲が作れるらしい。椚先生と林先生に教えてもらった。
姫宮君が曲流しの了承を出したから、再生する。
授業で指摘したところは直ってる。ただ、全体的にまだ未熟。そんな感じはする。
「はあっ、はあっ…、…っ! A、どうだった?」
「授業で言ったところは直ってる。でも1番のBメロの─────」
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蒼乃(プロフ) - 零さん» コメントと共に優しいお言葉ありがとうございます！一年半更新を止めてしまうことになり申し訳ないですが、精一杯頑張ります！ありがとうございます！！ (2022年6月2日 18時) (
レス) id: c9e288890e (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - こんにちはコメント失礼します。 初めの方から読んでいた一読者です。無事合格出来ることを祈ってます。頑張って下さいね☺️体調等には気をつけて (2022年6月2日 18時) (レス) @page38 id: 46e0494878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2020年9月11日 22時
