【ヒプマイ】○○しないと出られない的なやつに閉じ込められた時の対処法。

〃【Dead or Alive】 ページ24

「お前服と行動に色気がねぇよな！」

「特大ブーメラン乙。」

一発目から失礼な野郎だなこいつ。そんな帝統に部屋のお題を伝えると、うーんと唸っていた。

こいつでも悩むんだな(失礼)

「何、早く出ようよ」

「…いや、あのよ。このままでいいと思うんだよな。この部屋を俺の家にするという考えで、」

「ふざけんな。せめて私は帰らせろ」

「嫌だ！俺家事とか出来ねぇもん！Aがやってくれよ！」

「嫌だね。とりあえず、落ち着け。私の家に泊めてやるから。」

「マジで！？よっしゃ、出ようぜ！

いい所だよな？優しくて、金くれて、料理作ってくれて、家泊めてくれて、服買ってくれる！」

「…それを全て含めて優しいと言うんだよ。」

「そうなのか？ま、いいや。Aの番！」

「……真っ直ぐ、なんだかんだ優しい、人の事よく見てる、仲間想い、ご飯美味しそうに食べてくれる……」

「へへっ、じゃあ今日も明日もいつまでも美味そうに食ってやるよ！」

「さり気にプロポーズすんなって。ごめんなさい」

「さり気に振られたな、俺！」

「素晴らしい程の笑顔だね。」

飯さえ作ってもらえればいいのかな、うん。尻尾と耳の生えた帝統は、嬉しそうに私について来た。

……本当に、つい可愛いって思ってしまう自分を殴り飛ばしたい。

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