【ヒプマイ】○○しないと出られない的なやつに閉じ込められた時の対処法。

〃【Phantom】 ページ20

「幻ちゃんはね〜…

文才がある、顔が可愛い、嘘つき、ちょっと昔っぽい、なんだかんだ優しい


……あれ、前の時とあんまり変わらん気が…」

「その前に、お題を教えてくださいよ。」

「あ、めんご。」

幻ちゃんにお題を伝えると、成程。と頷いてから、それでは小生も言いましょうと微笑んだ。

考えるの早いな〜。

「そうですね、天真爛漫な所ですね。猪突猛進でまさに馬…いや、なんでもないです」

「馬鹿っていいかけたね。」

「嘘ですよ。

ああ、貴女のリアクションはとてもいいと思いますよ。嘘をつきたくなりますね、」

「なんだよそれ。」

「貴女もなんだかんだ言って優しいですしね。」

「…嘘？」

「これは嘘ではありませんよ。」

「…そういうとこ。さり気にイケメン出してくるところ。」

「さ、行きましょう」

「え？」

「もう開いたでしょう、ほら。」


まさか、と思い扉に手をかけたら開いていた。あの嘘とかもカウントされたんだ…この部屋ちょっと優しいよね。

「幻ちゃん、あの部屋って誰が管理してんだろうね」

「……ふふっ、」

「…え、何。」

「あれは小生が貴女と二人きりになるために作った部屋で、初めから扉か開いていましたよ」

「は？まじで？」

「嘘に決まってるでしょう」

「ですよねー。」

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