逃げ出した少女、捜索中。【あんスタ】

敗北とは…何とも言えない味がするね。 ページ6

「……英智、大変だ」

「やぁ敬人。どうしたの、そんな怖い顔をして。」

「お前も知っているだろう、何が起こったかは解らんが今日一日で、あいつ……天魅Aを呼び戻そうとしている奴らが動いている。

学院が、生徒会が…どうなるがわかったもんじゃない！」

「…敬人。僕達はもう負けたんだよ。
Aが戻って来てもいいじゃないか、またこの学院が賑やかになるだけだよ。」

それに、彼女が戻ってたら今の１、２年生に良い影響を与えるかもしれない。

いや、絶対に良い影響を与える。

彼女のあの完璧なステージを魅せられたら…誰だって虜になってしまうからね。


「まぁ、本人がどうするか…だけどね。」

「あいつがそう簡単に戻ってくるとは思えんがな。」

「会ったらちゃんと話がしたいね。そして謝らなくちゃ、」

「…許してくれるとは思わんがな。」

「ふふっ、僕もそう思う。」


天魅A。１年前から行方をくらませているけど、今は一体何をしているんだろう。



またアイドルをする気はあるのかな。

もう諦めた？

人間不信になっていたりして…
まぁ、あんなにひどい仕打ち受けたらそうなっていても仕方ないよね。

嗚呼、考えてたらキリがないね…


会いたいなぁ…A。



その歪んだ顔が見たいよ。



「かいちょ〜♡

？どうしたの、会長。すっごく嬉しそうな顔をしてるね！」

「姫宮、それは嬉しそうな顔じゃなく…

愉しそうな顔、だな。」

「ふふっ、敬人はさすがだね。

ほら、おいで。かわいい桃李。一緒に紅茶でも飲もう。」

ヒロインは遅れてやってくる…！え？それはヒーローの間違い？→←Amazingな会議☆

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