逃げ出した少女、捜索中。【あんスタ】

兄弟って結構性格違うよね ページ19

「おー…お疲れ」

「あ"〜もう、最悪」

色々面倒なヤツらに捕まって、ぐったりして帰れば玄関まで迎えに来てくれた春くん。夏、秋も来てくれてさすが私の弟って思った。



「ねね、だいじょうぶ？」

「んー、大丈夫。ありがとう」

可愛い可愛い秋の頭を撫でてあげると、ポケットから先程渉に貰った紙が落ちた。

「…これ、出るの？」

「いや、出ないかって言われただけ。」

「…」

しばらく考える素振りをした春は、私のスマホを盗んでトイレに引きこもった。

…何してんだろ、と耳を傾ければ誰かと電話……




「おい！まさか、春！春くん！？ちょっと出ておいで！！」

「あー、すみません。うちの姉がうるさくて」

「いや、さっき完全に見捨てたやつが何言ってんだよ！」

「はい。あ、はい。お願いします、日々樹さん」

「おまえぇぇぇぇぇ！！！」

「ってことで、出るって言っといたから。練習頑張ってって日々樹さんが言ってた。」

「ホンットに余計なことばっかするよなお前。」

「どうせ迷ってたんでしょ」

優柔不断も困りもんだよね。とスマホを私に返す春。

…さっき叫んだから、夏と秋には変な目で見られるし。


「お前のせいだバカ」

「いってぇ…」

「なんで兄弟でこんなに性格が違うんだろうね」

「……まぁ、血が繋がってないから」

「繋がってても違ってたよ。」

女神という名のラスボス→←今日は最悪な日和だね

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