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Prologue ページ2

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教室が騒がしい

噂によれば転校生が来るとか来ないとか

しかも俺らのクラスだけ空き机が一つあることから男子女子ともに騒いでいるのである

「イケメン男子がいいなぁ」

「めっちゃ美人に来てほしいなぁ」

考えていることはしょせん高校生

俺は別にさんどや雛子がいるので毎日が楽しいからどうでもいい

毎日が楽しければいいかなっていう

でもできれば転校生と仲良くしたいなとは心のそこで思っていた

「どんな子が来るんだろうな」

とさっきまであの騒がしい輪の中にいたさんどがやってきた。

「どんな奴でもいいよ。ただ、仲良くできたらいいかなってだけ」

というと「うわ、なんか腹立つ」と理不尽に怒られた。

するとすぐにチャイムが鳴った。

ざわめきは一瞬収まったがもうすぐ転校生が来るとなるとまたざわめき始めた

先生が「うるさい」と叱るもののざわめきが収まることはない

先生はため息をつき

「今日は転校生が来ている。入れ」

というとガラガラと扉が開いた。

ふわりと舞う明るく澄んだ秋の空のような薄い青色の髪

濃い紅紫色の瞳

それはとても整った顔つきだった。

「わぁ」

つい口から驚きの言葉が漏れるような容姿だった。

彼は前まで来てペコッと頭を下げると黒板に体を向けた。

カツカツとチョークが黒板に当たる音が教室に響く。

カツンとチョークを置く音が響きわたる。

黒板には

”飛石 春”と書いてあった

「とびいし...しゅん?」

とつぶやくと

「お前バカかよwww普通に読んだらはるだろwwどんだけひねくれてんだよwww」

とさんどが笑ってきた。

「うっせぇ!」

とだけ返し春のほうを見る。

すると春は口をパクパクと動かしている

何を言っているのか口元をよーく見て読み取る

「は じ め ま し て ひ い し は る で す

 お れ は こ え が で ま せ ん

 こ え は で な い け ど よ ろ し く お ね が い し ま す」

と言ってるように見えた。

すると先生が

「飛石は、声が出ない。だからって耳が悪いとか目が悪いとかってわけじゃねぇ。

 前の学校では成績トップだったらしいからな。置いてかれないように!そしてくれぐれも

 飛石を困らすのはやめろよ?あと、仲良くしてやれな?」

と言った。

そして「飛石の席は祭の隣な?」と言って俺の隣の席を指さした。

「俺、祭風智。さっきはごめんな?よろしく」

というと

「よ ろ し く」

と優しく微笑んだ

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タツナミソウ(プロフ) - あやさん» ありがとうございます‼‼‼‼最近更新できていなくて申し訳ないですm(_ _"m) (2022年2月17日 18時) (レス) id: bd0ab4b6d0 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 最高過ぎません!? (2022年2月3日 15時) (レス) id: 0ff6873c44 (このIDを非表示/違反報告)
タツナミソウ(プロフ) - 深影/ミカゲさん» あっ.......ありがとうございますっ!(´;ω;`) (2021年1月25日 18時) (レス) id: bd0ab4b6d0 (このIDを非表示/違反報告)
深影/ミカゲ - あっ……好き……((( 新作書いたんですね!推します!() (2021年1月25日 17時) (レス) id: ba68ca19cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タツナミソウ | 作成日時:2021年1月18日 2時

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