人狼ちゃんは世界一強いのだ！！！ (ページ6)

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小さい頃から、z国に育てられてきた。
主に研究室の中。
人から生まれたけど、どんどん改造されてった。
臓器がなくても動くように一度機械と心臓を入れ替えられそうになった。
それはされなかったでも。

「お前は暗殺者として働くんだ。人を殺るんだ。」
その言葉を一生忘れてない。
まだ12歳の私。周りの子を見れば。可愛いピンクのレースのたくさんついたワンピースに、真っ白な長い靴下。ピンクの大きなリボン。可愛い可愛いウサギのお人形。何もかも羨ましかった。どんな色のワンピースだって。黒のワンピースを見た時だって、白や赤を見た時も。いつもローブとシャツとズボンしか履けないから羨ましかった。

お祭りの時。猫の耳をつけた女の子がいた。尻尾もあって。黒いチュールスカートに黒いふわふわのトップスを着た子。お耳が欲しかったの。
その子がどの子よりも目立ってて、キラキラしてて可愛かった。でも、私みたいな苦しい思いも知らないんだ。って言う憎しみみたいな感情もあった。でも、可愛いものが欲しい気持ちしかなくて言ってみたの。
「あのお耳が欲しい。」
そういったのよ。そしたらね。
帰ってからあげようって。
そんなふうに言われた。私はてっきりカチューシャかと思ったの。
でもね。
帰ってから入れられたのが

「狼の血」
猫が良かった。狼じゃなくて・・

可愛い可愛い黒い猫が良かった。みんなみたいにドレス着て猫のお耳をつけたかった。