浮かび上がる犯人 ページ26
ｸﾞﾘﾑ「オレ様は狸じゃねぇ！グリム様だ！
んで、コイツはユウ。」
『入学式ではお騒がせしてすみませんでした。
私はAです。』
ｶﾘﾑ「へぇー、そうか！オレはスカラビア寮寮長のカリム
こっちは副寮長のジャミルだ。よろしくな。」
カリム先輩は眩しい笑顔を向けて挨拶を返してくれた
ｸﾞﾘﾑ「お、おう。なんか調子狂うヤツなんだゾ」
ｼﾞｬﾐﾙ「……で？
何故俺が怪我をした話を聞きに？」
ﾕｳ「調理室の安全調査です」
ｼﾞｬﾐﾙ「ふーん……？
まあ、構わないけどな。」
ジャミル先輩は昨日の夜のことを話してくれた。
時折、カリム先輩が話の合間に入ってきたが
纏めると、マジフトの練習後に調理をしていたら手元が何故か狂って怪我をしたらしい
ジャミル先輩は調理に手慣れてるらしく、練習だけで手元が狂う訳はない。という。
ｼﾞｬﾐﾙ「だけど、調理中に一瞬、意識が遠くなったような感覚があった」
ﾕｳ「めまい？」
ｼﾞｬﾐﾙ「殆どの奴らはそう思うだろうが……
俺にはあの感覚に少し覚えがある。
恐らく、ユニーク魔法の一種だ。」
『……(ケイト先輩に調べて貰ったところ、やっぱりサバナクロー寮には一人も犠牲者がいなかった
サバナクロー寮でユニーク魔法が使える人…)』
考えている間に何だかカリム先輩とジャミル先輩が
わちゃわちゃしていた。
ｼﾞｬﾐﾙ「今は俺の話はいいから！
とにかく、犯人が使ったのは相手の行動を制御できるような魔法だと思う」
ｹｲﾄ「なるほどね〜。だから目撃者的には本人の不注意にしか見えなかったってことか。」
ﾘﾄﾞﾙ「もしそれが一瞬のことなら、被害者自身も
自分の不注意か操られたのか判別がつかないかもしれない
ボクも階段から落ちかけた時、無理矢理操られたような感覚はなかった。」
ｹｲﾄ「ってか、そんな魔法……犯人を探すの無理ゲーじゃん。どうする？」
『あまり…疑いたくはないですけど……
心当たりがあります。』
ﾘﾄﾞﾙ「本当かい！？」
『グリム、あなたも勝手に身体が動いた時あったでしょ』
ｸﾞﾘﾑ「…！！
あ"〜〜〜〜〜っ！！！！」
ﾕｳ「まさか、あの時の……？」
『ケイト先輩に調べて貰ったところ、サバナクロー寮だけ一人も犠牲者がいない…
犯人の所属寮はサバナクロー寮の可能性が高い。
そして、あのグリムが何故か勝手に腕が動いてパンを渡してしまった人…
犯人は…ラギー・ブッチ先輩だと思います』
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心春 - これは神作ですか！？めちゃくちゃ面白かったです！ 余裕があれば更新楽しみにしております！ (2022年2月9日 3時) (
レス) @page43 id: 4aa887a889 (このIDを非表示/違反報告)
ティア(プロフ) - すごく面白く一気読みしました！！次の更新とても楽しみにしてます！！！ (2021年12月15日 21時) (レス) @page43 id: 8d34c21b9b (このIDを非表示/違反報告)
かわあい - やばい超面白い！！次の更新が楽しみ！！ (2021年11月17日 18時) (レス) @page43 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 神作はこれだから、読むの辞められない！ww 続き楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2021年11月4日 23時) (レス) @page42 id: 20fdbcd504 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかの(プロフ) - みのみのさん» みのみの様 お優しいコメントありがとうございます！ 大きな仕事の案件が終わり、落ち着いて来ましたので少しずつまた更新します！ (2021年10月22日 19時) (レス) id: e15f151ff6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆかの | 作成日時：2021年10月14日 13時
