makes me happy 3

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you side

朝から社長よりお呼びだし


早くに家に帰ってて良かった
ちゃんと着替え出来たし
迎えにきたマネージャーにも
怪しまれなかった…はず

でも少し気を抜くと
昨日を思い出しては顔が緩んでにやける

抱き締められた時の
温もりとか声とかキ…スとか////

しかもチェックアウトのとき
既に支払いすみ
なんて驚きの気配り


テソンくんかっこよすぎるよ！


どんなに気を付けても今日は
まともな顔できないかも


そんな私を見て、見ぬふりが出来ない
マネージャーは

「ジュンといいことあったのか？」

なんて的はずれなことを言うから
ジュンさんとの気まずさを思い出させた



ジュンさん…

会っても普通に接せれるかな

頭のなかで忙しく
テソンくんとジュンさんのことを
交互に考えては喜んだり困ったり
端から見ればただのあやしいやつ



「ほら着いたぞ」



事務所について向かうは社長室
デビュー以来のその部屋に緊張する

社長は優しい人だけど
やっぱりトップの人間の威厳があって
どうしても構えてしまう

コンコン

分厚い社長室のドアをノックすると

「はい。」

と奥から社長の声が返ってきた

「REINAです。」

「ん。入ってくれ」

社長の言葉でドアを明け
マネージャーと一緒に部屋に入る



「忙しいのに悪いな」

「いえ。」

「いきなり本題に入るが、昨日のD-LITEさんとのステージでのセリフはパフォーマンスなんだよな？」

昨日マネージャーに聞かれたことを
今度は社長に聞かれた

本心かどうかなんて私にはわからないけど
パフォーマンスとしては最高だったと思う

「はい」

「ならいいけど、その話題でだいぶネットが荒れてる。あちらの方にはホテルに記者がきてるって言ってた。もちろんうちにも。帰るように仕向けたし、電話での取材も断ったけど」

「はい」

「あちらと話してことがもし大きくなるようだったら演出、パフォーマンスだって声明を出すけどそれまではノーコンメントのスタンスで行くからお前もノーコンメント貫け」

「はい」

「最後にもう一回聞くけど、彼とはそういう関係ではないんだよな？」

それに、私はなんて答えたらいいの？

たしかにね、たしかに
付き合おうの言葉は…なかった

ただお互いが好きって確かめあっただけ


社長の言う
そういう関係ってどういう関係？

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