makes me happy 3

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嬉しすぎて頭がついていかなくて
おまけに体も言うことを聞いてくれなくて


テソンくんのくれた言葉に
返事も返せないでいる


「A？」

テソンくんは
体を少し離して私の顔を覗きこんだ

少しでも動けばキスできそうなぐらいの距離で
セクシーな唇が目の前に


「A？」

再び耳元で呼ばれた名前に
もう溶けてしまいそう


「なにも言ってくれないと僕不安なんだけど」

そうぼそっと言うテソンくんは
本当に不安げに話すから言わなくちゃって
無理矢理頭も体も動かした


「あ、あの…わた、私も！」

無理矢理声に出した返事は
辿々しくて噛みまくりだったけど

そんな私の返事にも優しく笑って
抱き締めてくれた

そして次に体が離れたとき

唇に温かい感触が…



本当に少し

触れるだけのキス

これがファーストキスじゃないけど
初めてみたいに恥ずかしくて甘酸っぱくて

テソンくんの顔も照れてた


私の顔も真っ赤だと思う


二人揃って中学生みたいな顔してるよね


ねぇ


「テソンくん…」


好きだよ


「好き、大好き」

あふれる思いと一緒にキスをした
唇にするのは恥ずかしくて頬に


テソンくんが驚いた顔をしたのは一瞬で
次の瞬間にはとろけるような大人のキスが
たくさんたくさん降ってきた
息継ぎの仕方もわからなくなるぐらいたくさん


やっぱり中学生なんかじゃない


降り注ぐ甘いキスに酔いしれる頭の片隅で
そんなことを思った


ハァハァと
二人の呼吸音が響く


離された唇と同時に大きく息を吸い込んで
息を整える

それはテソンくんも同じで

顔にかかるテソンくんの息がまた私を
ドキドキさせる


それから再び降ってきたキスに

酸欠で意識が飛びそう


気づけば目の前はテソンくんの顔と天井
後ろにはふかふかのベッド

「テソンくん…」

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