makes me happy 3

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you side


テソンくんの好きなところ


・天使みたいな笑顔

・少しかすれた声

・優しい目

・くっきり浮かぶ首筋

・がっしりした体

・真剣な顔つき

・歌うときの表情

・ふわっと香る爽やかで甘い香り

・おちゃめなとこ

・真面目なとこ


あげたら切りがないぐらい全部が好き

私の名前を呼ぶその表情に声にまた好きになる


「テソンくん…」


「ん？」


その“ん”？って言い方も好き


テソンくんのこと好きって言ってもいい？


「テソンくん…私ね」


「A」


でもテソンくんは
私の言葉を制すようにまた私の名前を呼んだ

それ以上は言うなってこと？





でも、次の瞬間衝撃だった


「抱き締めてもいい？」


なんてさっきの私みたいに聞くから


ドキドキドキドキドキドキ…
って本当に本当に心臓の音がうるさくて
まともに返事出来なくて

コクッと頷いただけ

ドキドキが止まらないのに
それでも抱き締めてほしいなんて思った私は

どれだけ欲深いんだろう


でも頷いたのを確認すると
ぎゅって優しく強く抱き締めて



小さい声で「A」って呼んだ


耳元で聞こえるその声に意識が飛びそう

さらに速める鼓動
これ以上早くなったら
死んでしまうんじゃないかって
不安になるぐらい

「僕さ、こんなこと言うのなんて
初めてなんだけど聞いてくれる？」

うんうん

やっぱり
声にならなくて首だけを縦にふる


テソンくんはふふって笑って

「僕、Aが好きだよ。


僕の側にいてほしいと思う」



好きだよ

好きだよ

好きだよ


耳元で聞こえたせいか
頭のなかで何回も反芻されて


体の中から奥から熱がかぁって
熱くなるのがわかった


膝に置かれたままになってた手で
太もものつねってみたけど痛かった

だから現実なんだけど

ふわふわしてて夢見てるみたい

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