spring time

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「デコピンするまえに三つ質問答えて」

「え？」

「三倍返しする？」

「いいよ答える」

「じゃあ(笑)」

この状況で質問ってなに？

三倍返しは嫌だから答えるけどさ

「ひとつ目は・・・ジヨンさんのことまだ好き？」

え？ジヨンオッパ？

「嘘つかないでよ」

「え、うん、わかってるよ。」

好き？そりゃ好きだよ
ずっと思ってきたし

でもなんでジナニは“まだ”って聞いたの？

「す、き、だよ」

「ふーん」

聞いといてなにその態度

顔熱い

「じゃあ俺は？」

「それ二つ目？」

「うん」

「好きだよ」

「ライク？ラブ？」

「それ三つ目？」

「違う、続き」

続きって何

ライク？ラブ？って何

「それ三つ目なら答える」

「駆け引き？(笑)じゃあいいや、答えなくて」

「なにそれ(笑)」

「最後三つ目は・・・」

「うん」

「ジュネのことどう思ってるの？」

は？ジュネ？

「どうとは？」

「好き？もちろんラブの意味ね」

「なっ///」

なに？！ラブの意味って//
そんなわけないじゃん！！

「なに言ってんの！ジュネ友達じゃん」

「ふーん」

「な！なに//」

「二つ目の質問の時と反応違うじゃん」

「そんなことない//」

「・・・・・」

「なに」

「まぁいいや。はい。
仕返しするので準備してくださーい」

おい！

って従う私も私だけどさ


「行くよー」

「強くしないでよ！」

「約束できない」

まじか

目を力一杯閉じて耐える姿勢に入る


「さーん」「にー」「いーち」



ﾁｭｯ



え・・・・・・


目を開けると近すぎる距離にいるジナン


今


何した？



「ジナニ・・・」

「俺も見てよ」

「なんで「まじでジヨンさんにもジュネにも負けないぐらい幸せにできる自信あるよ？」

「なに、言ってんの//」

「今はおでこにしたけどさ、本当は・・・ここにしたい」

そう言ってジナニの人差し指が私の唇に触れた

///

ジナニの指も熱かったけど
それ以上に私の顔が熱い

心臓がどきどきしすぎて痛い

経験のなさが露呈される

「やっぱチャラいじゃん」

女の子の扱いになれてる
あんな表情であんなこと言われたらそんなことされたら・・・


「ふふふ」

さっきの真剣な目とは違って笑ってるジナンは可愛い
かっこいいも可愛いも持ってる




でもこんなにジナニにどきどきしてるのに頭の片隅からさっきのオンニを心配して去っていったジュネの顔が消えない

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