敏感男子条野さんの奮闘日記 2【条野採菊】

好きなんです ページ4

条野さんは酔ってるのでいつもとキャラ違います…解釈違いの方はバックを！！
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何とか自宅につき、片手でポケットをまさぐり鍵を出す

扉を開け一先ずベッドに寝かせようということで寝室に連れて行った








『条野さん！とりあえず私のベッドに座ってください！』

条野｢ん…はい……ん…？Aさんのベッド…？｣

『？はい、よいしょっと』








肩を貸しながら条野さんをベッドに座らせる、とりあえず水でも入れてくるか…と離れようとすると
腕を捕まれ私もベッドの上に腰をかけてしまった

そして条野さんはじっとこちらを見つめている








『条野さん…？』

条野｢……しないんですか…？｣

『？？何をですか？』

条野｢……はぁ、また私だけですか…｣

『？？？』

条野｢ある程度親しい異性を家に招き…あまつさえ自室の寝室のベッドに寝かせる…
てっきり、ようやく貴方もそういう気になってくれたかと思ったのに…｣

『そういう気…？？』

条野｢いつもそうです…いつも私の一方通行で…拒絶されるならまだしも、貴方は何の反応も示してくれない…
今日はやっと少し、貴方の弱さを見れた気がして気分が良かったのに…｣

『それは…いつもの趣味的な意味ですか…？』

条野｢違います、はぁ…｣








酔ってる条野さんはよく喋るんだなぁ…でもこんなに喋ってるのに全然思考が読めない！！！

そういう気分とは何なのか…私の弱さが見れて嬉しい…？

うーんと唸っていると条野さんはいきなりバッ！！と立ち上がり私をベッドに押し倒した

ぱちくりと目を驚きで瞬かせているとさっきとは打って変わって何か怒っているような感じだった









条野｢本当に…なんで貴方は何も気付いてくれないんですか！？こんなに私はアピールしてるのに…
炒飯もホワイトデーもマッサージも…全部全部貴方の為に…風邪の時だってそうですよ！！
私はただ頼って欲しかっただけなのに…全部蔑ろにして…！！｣

『そ、そんなつもりは…』

条野｢あーもう段々腹が立ってきました！！私以外に愛想は振り撒くしベタベタするし！！
貴方が優しいのは…！私が特別だからじゃなかった…私は卑劣で醜悪で、性格が悪くて…
こんな私が貴方に釣り合わないのは分かってます…それでも…｣

『………』










条野｢……好きなんです…貴方のやることなすことに一喜一憂してしまうほど…貴方が好きで堪らないんです…｣

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