ずぅっと一緒【紫京院ひびき】 (ページ9)

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『喧嘩…したまま…』

らぁ｢それに向こうはもう許してるかもしれないよ？だから歌にAちゃんのごめんなさいって気持ちと
仲直りしたいって気持ちを乗せて歌ったらきっと相手にも届くはずだよ！｣

『……届く…かな…』

らぁ｢…私もね、まだ小学部がプリパラ禁止だった時なおっていう私の親友と喧嘩しちゃったんだ…
それでも私はライブで気持ちを伝えたら仲直りすることができたの！｣

『らぁらちゃん…』

らぁ｢もしまだ勇気が出ないなら、もっと後でもいい…でも絶対いつかプリパラに来て欲しい！
Aちゃんとその子には仲直りしてほしいから！｣

仲直り、か…それをライブで伝える…

……許してもらえるかはわからない、でも少しでもその希望があるのなら…

やってみたい…！！

ひびきちゃんに届くように…

『…私、やってみたい…ライブでこの気持ちをあの子に伝えたい！もし叶うなら…
もう一度友達になりたい…！』

らぁ｢やったぁ～！！そうと決まれば今から一緒にプリズムストーンに行こう！｣

『えっ！？今から！？』

らぁ｢気持ちが変わっちゃう前にやれることはやった方がいいよ！それじゃあレッツゴー！！｣

『ちょ…ちょっと待ってらぁらちゃ～ん！！』

走っていくらぁらちゃんに追いつくように私も走り出す

…ん？今誰かに見られてたような…気のせいかな…

それより急がないとらぁらちゃんが見えなくなっちゃう！！

ひび｢同姓同名…いや、まさかな…｣

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何とか追いついてプリズムストーンショップの前まで来た

ど、どうしよう…ついに来てしまった…

遠目から見てはいたけど、いざ入るとなるとやっぱり緊張する…！！

『や、やっぱり明日とかに…』

らぁ｢メガ姉さーん！！この子初めての子なんですけどー！！｣

ってもう行ってるし！！逃げ場はなしか…ええいもう行ってしまえ！！

半ばヤケクソで中に入ると色んな服や女の子達がいる

らぁらちゃんは受付のようなところでずっと手招きをしている…

そこまで行くと赤いメガネをかけたお姉さんがいた

『あの…プリパラは初めてで…』

メガ姉｢はい、それではプリチケを頂戴します。貴方のブランドは…｣

メガ姉さんという人が私の方を見始めた

何やらブランドを決めるらしい…

ちょっと怖いような楽しみなような…