ずぅっと一緒【紫京院ひびき】 (ページ21)

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それぞれの道へページ21

そろそろサマドリが近づいてきているせいか、周りの女の子達の話題はそれで持ちきりだ

まあ今回私は参加しないからあんまり関係ないけど…

らぁらちゃん達優勝できるといいなぁ…私も次のは出てみたいし、レッスンもっと頑張らないと！

そういうわけで私は今プリパラに向かっている

歩いているとそらみスマイルと鉢合わせた

『あっ！らぁらちゃん達！3人も今からプリパラへ？』

らぁ｢うん！サマドリに向けてのメンバー探しもあるし！｣

みれ｢もちろんレッスンも欠かしてないわよ！｣

そふぃ｢ぷしゅ～…｣

『そっか！私もレッスンしに来たんだ、途中まで一緒に行こう！』

らぁ｢喜んでかしこま！｣

ショップに入り順番にゲートをくぐるとプリパラ内での姿に変身した

何回見ても新鮮なんだよなぁ…少しづつ慣れてきたけど

4人で歩きながら話しているとらぁらちゃんが問いかけてきた

らぁ｢ねぇねぇ！Aちゃんはサマドリ出る？もし出るなら私達とチーム組まない！？｣

みれ｢らぁら気が合うぷりね！私も同じことを考えてたところぷり！｣

そふぃ｢私も組みた～い｣

『ええっと、誘ってくれるのは嬉しいんだけど…今回は私…』

トラ｢Aはサマドリは出ないトラ｣

断ろうと思っていたらどこから来たのかわからないトラが返事をした

いつの間にいたのか全然気づかなかったので一同驚きである

飛んでるから音がしないのか…？

『トラ！いつからいたの？』

トラ｢ふふん、Aを尾けるのは得意トラ！約束より少し遅いと思っていたら
そらみスマイルと話してたトラか、メガ兄とかじゃなくてよかったトラ…｣

らぁ｢それよりトラさん、Aちゃんサマドリは出ないってどういうこと？｣

トラ｢いくら初ライブがすごくてアイドルとしての才能があるとしても！油断は禁物、今回のはパスをして
次のグランプリに向けてレッスンを積み重ねるトラ！｣

『私そこまですごくないけど…』

みれ｢確かにそっちの方が着実ぷり、才能に胡座をかかない姿勢は嫌いじゃないぷり！｣

『だから私は客席でみんなのこと応援してるね！頑張って！』

らぁ｢ありがとうのかしこま！どんなチームになっても絶対優勝するぞー！！｣

トラ｢それじゃAはレッスン場に向かうからここで失礼するトラよ｣

『じゃあまたね！』

らぁ｢Aちゃんも頑張ってねー！｣

らぁらちゃん達が見えなくなるまで手を振り、私はレッスン場へと向かっていった