一緒に来て ページ46
.
ララ「ねえA、ちょっと一緒に来てくれない?」
A「ん?」
数日後、ララに言われたそんなこと。
いつも大体一緒に行動してるのに
改まって何だろう?と首を傾げると、
どうやら街の外での仕事のよう。
なんでも、ヘブンというクラブに行くつもりなんだけど、心細いんだとか。
………ん?
まって?
………ヘブン??
A「……ララ、一応聞くけど……ヘブンってまさか、WhiteRascalsが経営してる、あのヘブンじゃないよね……?」
ララ「……そのまさか。」
A「はっ!?」
思わず可愛くない驚き方をしてしまって
自分でも、あっ、なんて思った。
…いや、それは置いといて。
A「何するつもり?」
ララ「取引。ヘブンに来店してるある男の人に、このチップを渡すだけ。」
これだよ、
そう言いながら、ララは私にバッグから取り出したペンダントの中に入ったチップを見せた。
ララ「…すぐだよ。直接私が渡すつもりは無い。誰か人を使って渡させる。」
平気平気、なんていうけど、私は不安でたまらない。
もし、何かミスをしたら、RUDEとRascalsの全面戦争になりかねない。
何よりララが心配だ。
そんな私の様子を感じ取ったかのように、ララは私の名前を呼んだ。
ララ「私が心配なんでしょ?そんなことだろうと思って、Aを誘ってるんだよ。」
A「どういうこと?」
ララ「そりゃ、私も不安なところが無いわけじゃないよ。でも、Aと二人一緒なら、どうにかなるかなって。」
お願いっ!って、顔の前で手を合わせるララ。
スモーキー達には秘密らしい。
そりゃそうだよ、敵陣に潜り込むんだもん。
行かせてくれないに決まってる。
……レオにこっそりララのことを頼む?
ダメだ、レオはRascalsに顔を知られすぎていて、真っ先に目をつけられる。
ハッキリ言って、ララよりも私の方がケンカのことになれば動けるのは事実。
そう考えれば、ついて行った方が不安要素は減る。
決して、WhiteRascalsに勝てるってわけじゃないけど。
A「わかった。いくよ、私も。」
私の言葉に、ありがとうって笑顔を浮かべるララ。
……私が、ララを守らないとね。
.
1036人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らな。(プロフ) - ど根性オレンジさん» オレンジさん!こんばんは!(^^) 今は恐ろしい点数が帰ってこないかヒヤヒヤしてます...笑 励みですか!それは嬉しい(*^^*) テスト頑張ってくださいね! (2018年5月19日 23時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
ど根性オレンジ - 私はテスト1週間前...´^`うらやましいです...でも更新を励みにしてがんばります!!!更新がんばって下さい!!!\(^∀^)/ (2018年5月19日 22時) (レス) id: 37c11fdefd (このIDを非表示/違反報告)
ちは - らな。さん» はい!( ´∀`) (2018年5月11日 22時) (レス) id: 68e56ad9ca (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ちはさん» ありがとうございます!ちはさんもですか!頑張りましょうね...(;;)笑 (2018年5月10日 23時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
ちは - らな。さん» 今日一気に読んですごくキュンキュンしてます!(≧∀≦)私もテスト2週間前です(^_^;)テスト頑張ってください!応援してます! (2018年5月9日 22時) (レス) id: 68e56ad9ca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らな。 | 作成日時:2018年4月25日 0時