恋愛マンガにありそうな ページ20
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治side
侑「Aのやつほんま容赦ないわ………。明日こき使ったる。」
治「自業自得や。」
侑「うっさいねん、治！！」
母「うるさい、ここで喧嘩せんといて！」
リビングで揉めかけた俺たちを
ピシャリとオカンが取り締まる。
その一言は効果絶大で、
ヒートアップしそうになってた俺たちは一瞬にして静かになった。
侑「…ていうか、治まで月バリかい。」
治「まだ読んでなかっただけや。」
ソファーに寝転んで雑誌を読む俺に、
お前もか、と侑はため息をつく。
俺が開いたのはもちろん、Aの兄ちゃんが載ったページ。
治「…侑、Aの兄ちゃんもセッターやと。」
侑「らしいな。月バリに載るくらいやから、結構やるやつかもしれへんな。」
そんな会話を交わしながら、
自然と視線は左端の写真に移っていた。
『左：松川一静選手
中央：岩泉一選手
右：花巻貴大選手』
いわいずみ。
治「……やから�犂笋舛磴鶚瓩�。」
あかんな。
ずっと気になってしもとる。
幼なじみで、
しかも、エースやて？
なんやその、恋愛マンガにありそうな設定。
実際そうやなくても、
妄想が変な関係性を作り上げてしまう。
無意識に出来上がる対抗心。
そんなこと言うても、うちのエースは5本指に入るスパイカーやしな。
治「……Aって、なんでこっち来たんやっけ？」
侑「こっちにおる一人暮らしのばーちゃん手伝うためって言っとったで。それで母ちゃんとふたりでこっち引っ越してきたって。」
治「兄ちゃんは残ったんか。」
侑「おん。Aは中3やったけど、兄ちゃんは高１やったからな。そこのチームで3年間バレーやりたかったんとちゃう？」
治「ほーん。…てか、なんで侑が知ってんねん。」
侑「まあ、俺とAとの仲やから？」
治「うざ。」
侑「なんやと！？」
また声を荒らげる侑を放っといて
俺は雑誌を閉じた。
寝るわとだけ告げ、リビングを出る。
そんな俺の背中を
侑がニヤニヤしながら見てたなんて、知る由もない。
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らな。(プロフ) - 尊都さん» やっぱ「で」の使い方難しいですね(><)参考になりました！ありがとうございます！ (2020年10月9日 22時) (
レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - みー さん» うわ嬉しい！！ちゃんと寝て欲しいけど！笑 ありがとうございます(^^) (2020年10月9日 22時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - 塩キャラメルさん» コメントありがとうございます！存分に焦らしますよ〜！笑 (2020年10月9日 22時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 誤字すんません！使っていますよ！ (2020年10月9日 18時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 「帰ろで」「行こで」などの「で」の使い方が間違っていると思います！兵庫ではないのですが、関西圏の親は「行こか〜」や「行こな〜」を使いっていますよ！参考にどうぞ…！ (2020年10月9日 18時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな。
| 作成日時：2020年7月23日 13時
