少しくらい、俺のこと見てくれてもええんやで？【宮治】

まさかの反応 ページ16

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治side






A「……普通に堪能しちゃったけどさ、私たちこれから部活だよね。」



治「おん。」



A「普通に休日気分味わってた。」



治「むさ苦しい男どもが待っとるで。」



A「それ、治も含まれるけどいいの？笑」



治「俺はフローラルの匂いや。」



A「え、柔軟剤の話？そんなこと言ったら侑もフローラルじゃん。」



治「あいつは知らん。」





俺がそう言うと、
もう何の話かわかんないんだけど、って
Aが吹き出すように笑った。





A「…あ、治。私ちょっと本屋寄りたいんだけど。」



治「ええよ。確かこの先にあったよな。」





そう話しながら少し歩くと
目的の本屋が見えてきた。





治「何買うん？」



A「んーとね………」





キョロキョロと辺りを見渡しながら店の中を進んでいくA。



最終的にたどり着いたのは、





治「……スポーツ紙？」



A「うん。」



治「ほんまに何買うん？」



A「月刊バリボーを少々……」





そう控えめに言いながら数冊並ぶうちの1冊を手に取って。



そんなAの行動に俺は頭にハテナを浮かべた。





治「月バリなら部室あるやん。」



A「それはそうなんだけど。」



治「個人的に買うやなんて、熱心やなぁ。」



A「……そういうわけでもないんだけどね？」





アハハと乾いた笑いを浮かべとる。




じゃあ、なんや？





治「……気になるやつでも載っとんか？」



A「っ！！！」





そう俺が聞いた途端
Aは分かりやすく顔を赤らめて。







……………は




そういうこと？







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