公園の人 ページ21
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Aside
白濱くんにいつもの散歩ルートを教えながら歩くこと、数分。
突然、三郎は走り始めて。
亜嵐｢え、ちょっ！｣
A｢わ、三郎！？｣
油断していた私達は、三郎のゆくままに引っ張られた。
少し走った後、急にピタッと止まった三郎。
三郎が足を止めたそこは、公園の入口で。
じーっと公園の中を見つめる三郎を見て、何がしたかったのかを悟る。
A｢…三郎、あの人が来るのは朝だから、今はいないよ。｣
そう言えば、ちゃんと意味が分かったかのように
三郎は少し困り顔を浮かべた。
もちろん、白濱くんにとってはちんぷんかんぷん。
亜嵐｢え、なに……？｣
A｢……たぶん、……ダンス、見たかったんじゃないかな。｣
亜嵐｢え、ダンス？｣
唖然としていた白濱くんは、さらに頭の上にはてなを浮かべた。
それを取り除くため、少しだけ説明を加える。
A｣ ｢よく、ここでダンスの練習してる人がいるの。朝の6時とかに。｣
亜嵐｢そんな朝早く？｣
A｢うん。最初は不審者かと思ってたけど、その人のダンス、すごくかっこよくてさ。三郎も私も、大好きなんだ。｣
亜嵐｢へえ。その人、どんな人なの？｣
A｢たぶん、私たちと歳は近いと思うけど……いつもキャップ被っててよく顔見えないんだよね。集中してそうだから、むやみに声掛けられないし。｣
……それに、いつもこっそり練習を見させてもらってるだけ。
早朝に練習するってことは、あまり人に見られたくないのかもしれないし。
少し話すつもりが、長々と語ってた私。
そんな私の話を、うんうんって白濱くんは聞いてくれて。
亜嵐｢こんなに応援してくれてる人がいるなんて、その人の幸せ者じゃん？｣
なんて、優しい顔で笑ってた。
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心音(プロフ) - すごくドキドキします！！ 全然ベタな展開でもドキドキできていいです！！！！ つぎの更新も楽しみにしてます！！ (2019年4月14日 2時) (
レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - このお話すごく面白くて大好きになりました！毎回驚かされます。これからも頑張ってください！ (2019年4月8日 15時) (レス) id: 7756676704 (このIDを非表示/違反報告)
y,206 - 毎日更新楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (2019年4月4日 23時) (レス) id: d4f39bbfd7 (このIDを非表示/違反報告)
まるこめちーは(プロフ) - 初めまして！毎日らなさんの物語楽しみにしています！！新作待ってましたー☆玲於推しですが、亜嵐くんも楽しみにしています！ (2019年3月29日 19時) (レス) id: 797fcf741c (このIDを非表示/違反報告)
ど根性オレンジ(プロフ) - (ﾉ `･∀･)ﾉﾞ ｵｵｵｵｫ♪らな。さんの新作！またワクワクドキドキしちゃいます…(*´ω｀*) (2019年3月29日 7時) (レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな。
| 作成日時：2019年3月28日 23時
