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2度目の訪問 ページ44

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Aside






A「……どうにかたどり着けた………」





2度目の白濱くんの家。


そのマンションの外観を眺めながら、
私は安堵のため息をついた。





……あの後、私の元にやってきたダンス部の先輩。



何かと思えば、
「俺たちの代わりにあいつのとこ行ってやれない?」って。



聞けば、今日は一日練で白濱くん家に行く時間がなかなか取れないらしくて。





「知り合ったばかりの俺らが行くより、親しい人が行った方が白濱も気が楽だろうし。」





なんてことも言われた。




バスケ部は今日はお昼までだから行けないことも無いけど、ひとりで行ける自信はなくて。


迷っていた私に代わって、了解をしたのはマミ先輩。





マミ「先輩命令♡」





なんて、きっと何かを勘違いしてニヤつくマミ先輩にハートマークを付きで言われ、もはや強制。




部活終わり、ダンス部の先輩にこれで何か買っていってあげて、と渡されたお金を片手に体育館を出て、今に至る。







A「………」





若干緊張しながら、私はインターホンを押した。



ピンポーン、とよく耳にする音を聞いて、
間もなくして、スピーカーから“はい”という声。



明らかにいつもより弱々しい白濱くんの声だった。





亜嵐「……え、何してんの。」



A「ダンス部の先輩の代理でお見舞いきた。」



亜嵐「いやいや、代理で来るようなもんじゃないから。」



A「お邪魔していい?」



亜嵐「だめ。」



A「なんで?」



亜嵐「俺髪形決まってない。」



A「意味わかんないから。」



亜嵐「風邪うつる。」



A「私、生物基礎ばかだから。ほら、言うじゃん?バカは風邪ひかないって。」



亜嵐「それは風邪ひいたことに気づかないからだよ。」





絶対家に入れたくないらしい白濱くん。



あー言えばこう言うとはまさにこのこと。





A「………どうしても入れてくれないんだ?」



亜嵐「ダメ。」



A「じゃあ、開けるまでずっとここにいる。」



亜嵐「は?」



A「ご近所さん家ピンポンダッシュして回る。」



亜嵐「迷惑すぎ。笑」



A「あと、白濱くんの家もピンポン連打して……」



亜嵐「ああ、もう、わかったから!」





そんな返事のあと、
聞こえてきたのは鍵が解除される音。



ゆっくり開いたドアから顔を覗かせた白濱くんが、
Aちゃんそんなキャラじゃないでしょ?って困ったように笑ってた。






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前髪→←挙げられた手



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心音(プロフ) - すごくドキドキします!! 全然ベタな展開でもドキドキできていいです!!!! つぎの更新も楽しみにしてます!! (2019年4月14日 2時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - このお話すごく面白くて大好きになりました!毎回驚かされます。これからも頑張ってください! (2019年4月8日 15時) (レス) id: 7756676704 (このIDを非表示/違反報告)
y,206 - 毎日更新楽しみに待ってます!頑張ってください!! (2019年4月4日 23時) (レス) id: d4f39bbfd7 (このIDを非表示/違反報告)
まるこめちーは(プロフ) - 初めまして!毎日らなさんの物語楽しみにしています!!新作待ってましたー☆玲於推しですが、亜嵐くんも楽しみにしています! (2019年3月29日 19時) (レス) id: 797fcf741c (このIDを非表示/違反報告)
ど根性オレンジ(プロフ) - (ノ `・∀・)ノ゙ オオオオォ♪らな。さんの新作!またワクワクドキドキしちゃいます…(*´ω`*) (2019年3月29日 7時) (レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らな。 | 作成日時:2019年3月28日 23時

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