検索窓
今日:7 hit、昨日:19 hit、合計:477,291 hit

変化 ページ23

.

Aside





あれから2週間。



私の周りでは、変化がひとつ。





亜嵐「ねえ、古典の教科書貸してくんね?忘れたんだけど。」





亜嵐「美月ちゃんと今から帰るの?俺らもなんだよね。一緒に帰ろ。」





亜嵐「あ、俺らのテーブル2席空いてるよ!美月ちゃんと座ったら?」





…何かと、白濱くんと関わることが多くなっていた。




…いや、委員会が偶然一緒になったとかそういうのではなくて。


学校で白濱くんに話しかけられることが多くなったということ。





しかも、白濱くんの隣にはだいたい片寄くんがいるわけで。


私の隣にはだいたい美月がいるわけで。




そうとなれば、私は自然に片寄くんとも話すようになって、
美月もふたりとよく話すようになって。





亜嵐「あ、席取ってるよ。窓際のテーブル。」



美月「めちゃくちゃベストポジション!ありがとう!」



涼太「俺ら購買行ってくるけど、飲み物いる?」



A「あ、じゃあカフェオレお願いしていい?お金あとで渡すから。」





気づけば、購買の近くに並ぶテーブルのひとつで一緒に昼食をとることが多くなっていた。




傍から見たら、え、どういうメンツ?なんて聞かれてしまいそうな私達。




私だってそう思うよ。


何がどうしてこうなってんだって。




でも、美月もちゃっかりふたりと仲良くなってて、廊下とかですれ違ったら自分から話しかけに行くほど。



未だに違和感を感じたりするけど、
白濱くん達に対する、できれば関わりたくないなんていう最初のマイナスな印象は消えていた。





昼休み、先生の元に行く用事があった私は
ひとり遅れて3人が待つ購買近くのテーブルへと向かう。




すると、背後から声をかけられた。





「……ねえ、原本さんだよね?」





.

呼び出し→←白濱くんのおかげ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (319 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1510人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

心音(プロフ) - すごくドキドキします!! 全然ベタな展開でもドキドキできていいです!!!! つぎの更新も楽しみにしてます!! (2019年4月14日 2時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - このお話すごく面白くて大好きになりました!毎回驚かされます。これからも頑張ってください! (2019年4月8日 15時) (レス) id: 7756676704 (このIDを非表示/違反報告)
y,206 - 毎日更新楽しみに待ってます!頑張ってください!! (2019年4月4日 23時) (レス) id: d4f39bbfd7 (このIDを非表示/違反報告)
まるこめちーは(プロフ) - 初めまして!毎日らなさんの物語楽しみにしています!!新作待ってましたー☆玲於推しですが、亜嵐くんも楽しみにしています! (2019年3月29日 19時) (レス) id: 797fcf741c (このIDを非表示/違反報告)
ど根性オレンジ(プロフ) - (ノ `・∀・)ノ゙ オオオオォ♪らな。さんの新作!またワクワクドキドキしちゃいます…(*´ω`*) (2019年3月29日 7時) (レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:らな。 | 作成日時:2019年3月28日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。