ひとりで泣くな ページ36
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玲於side
A｢……で、なんでわざわざこんな時間に？｣
玲於｢え？あー……｣
リビングに入ってすぐ
俺の後ろを歩いていたAが尋ねてきた。
なんて言えばいいかわかんなくて、必死に頭を働かせる俺。
だけど、それについて答える前に
Aの目元に目が移る。
そっと手を添えれば、ピクッと反応するA。
玲於｢……泣いた？｣
A｢泣いて、ない……｣
目、わかりやすく泳がせて。
跡しっかりついてるの、わかってないわけ？
玲於｢…バレバレなんだけど。嘘つくならもっと上手くつけって。｣
A｢……｣
目を伏せたまま、Aは唇を噛んだ。
A、って名前呼べば
彼女の瞳がゆっくりと俺を捉える。
チラリと視線を下に下げれば、白い湿布が貼られたAの右手首。
玲於｢捻挫、したんだって？｣
A｢……、うん。｣
玲於｢ライブは？｣
A｢出られるとこだけ出ることになった。｣
淡々と話してるけど、平気じゃないことは
顔を見ればわかる。
……どうせ、不甲斐なさに悔しくなったりしてんだろうな。
そんな姿を見て、好きだなって思うんだから
俺も相当やばいやつかも。
Aの手を引いて、彼女の身体を腕の中に収めた。
A｢え、なに……｣
玲於｢…──よ。｣
A｢え？｣
俺の腕の中で顔を上げたA。
照れくさい気持ち抑えて、しっかりとAを見つめてもう一度伝える。
玲於｢…だから、ひとりで泣くなよって言ってんの。泣くなら俺の前で泣いて。そうじゃないと俺、何も出来ないから。｣
A｢……っ｣
Aの瞳が、揺れた気がした。
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ど根性オレンジ(プロフ) - ってなって気づいたらもう終わり！？意外と長いようで短かったです。ワクワクとドキドキをありがとうございました！次作も楽しみにしてます！ (2019年3月22日 19時) (
レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)
ど根性オレンジ(プロフ) - ふぁぁぁぁぁ！なんか、もう、こう、最高。(語彙力)らな。さんのこのシリーズ好きすぎました！始まった頃から読み続けてきて、毎回玲於くんと主人公ちゃんの行動にこっちまで一喜一憂して、やっと幸せになったと思ったらまさかのライバル！？ (2019年3月22日 19時) (レス) id: 20d845d7dd (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - mizuhoさん» mizuhoさん、ありがとうございます(*^^*) 今ストーリーをメモに貯めてるところです。楽しんでもらえるといいな…！(予想と違ってたらごめんなさい(>_<)) (2019年3月20日 21時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - まいさん» 初めまして！(^^) そう言って頂けて、感謝感激です！笑 更新までしばしお待ちください(*^^*) (2019年3月20日 21時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - しをちゃさん» お返事遅れました、(>_<;) 玲於くん、ちゃんと挽回してもらいました。笑 楽しめてもらえたでしょうか...！ (2019年3月20日 21時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らな。
| 作成日時：2019年2月13日 23時
