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下の名前 ページ19

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Aside





水谷「すみません、隣のテーブルで溢れちゃって。」




申し訳なさそうにそう説明する水谷さん。


横を見てみれば、確かに
スタッフさんで埋まったテーブルがあって。


特に誰が座るっていう予定もないし
どうぞ、って座ってもらった。




水谷「大野さん、お疲れ様です。」


A「お疲れ様です、水谷さん。」


由梨「え、なになに。知り合い?」


A「はい。昨日、ちょっと。」


由梨「へぇ〜。」


玲於「…あ、もしかして、エレベーターの前で会った?」


A「そうそう。」




私たちの会話を耳にしたらしい玲於くんが
話に入ってきた。


なるほどね、って
水谷さんのことじっと見つめる。




水谷「…お疲れ様です。」


玲於「お疲れ様です。昨日はどうも。」




交わされた、そんな会話。


玲於くんがあまりに水谷さんのこと見つめるから
頭にハテナが浮かんだ。




それから運ばれてきた料理に箸を伸ばす私たち。




龍友「Aちゃん、何食べる?」


玲於「唐揚げ。」


A「なんで玲於くんが答えるの。」


涼太「それ、恒例だよね。笑」


亜嵐「じゃあ俺は〜…」


玲於「亜嵐くんはトマトでしょ?」


亜嵐「玲於、わざとでしょ。」


隼「由梨さんはお酒あればとりあえずOKだよね。」


由梨「ちょ、Aとの扱い違いすぎない?」


メン「水谷さんはお酒大丈夫ですか?」


水谷「大好きです。」




時間が経つほどに弾む会話。



そんな中、サラダを頬張ってると
水谷さんが話しかけてきた。




水谷「大野さんって、下の名前で呼ばれてるの?」


A「はい。みんなにはちゃん付けで呼んでもらってます。」


水谷「じゃあ、俺もAちゃんって呼びたいな。」


A「どうぞどうぞ。」




やった、って笑顔浮かべる水谷さん。



俺のことも下の名前で、って言われたけど
水谷さん3歳歳上だし、恐れ多いからそのままにさせてもらって。



GENEの皆さんの他に私のことちゃん付けで呼ぶ人なんて少ないから
水谷さんにそう呼ばれることが、少し新鮮だった。




.

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らな。(プロフ) - xxさん» やっとレスの不具合直りました!(TT)ですよね、ヤキモチですよね!!素直になれよ!って書きながら突っ込んでます。笑 うじうじさせてるのは自分なんですけどね。笑 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ちはさん» いつもありがとうございます(*^^*) そろそろ玲於くんが気持ちを認める頃ですかね...?笑 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ど根性オレンジさん» やっと!!やっと!返信でしました!!もうそれのことについて話したくて話したくて!笑 私は11月に受験があるので、頑張った御褒美に〜、ってねだろうとか思ったりですね←ダメ 同じく金欠なので。笑 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
xx(プロフ) - いや、意味しかないよ!!笑ヤキモチじゃん!嫌だったんじゃん!それは好きじゃん!意味しかないよ!笑笑 (2018年9月11日 23時) (レス) id: 1ca80b54b4 (このIDを非表示/違反報告)
ちは - 移行おめでとうございます!お互いに早く自分の気持ちに気付いてー!とムズムズしながら楽しく読ませてもらってます笑更新頑張ってください! (2018年9月11日 8時) (レス) id: 3456c85cde (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らな。 | 作成日時:2018年9月9日 1時

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