好き。...嘘、大好き。【3】[佐野玲於]

同席 ページ18

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Aside





亜嵐｢あ、あそこ座ろうか？｣


メン｢そうだね。｣




予約していた席の中でみんなが座れるところ探してると
ちょうど10人用の席が空いてて、みんなでそこに座る。


奥から順に座っていって、私の左隣に玲於くん。


詰めて座ったから、私の右隣と右斜め前は空席で。





空席に少し寂しさを感じていると。




由梨｢あ！Aちゃんだ！！｣


A｢由梨さん！！｣




雑誌撮影の時以来の由梨さん。


隣いい？って言われたから、
もちろんです！って、勢いよく答えた。




良かった

ここのテーブルGENEの皆さんしかいなくて
女子ひとりで少し心細かったんだよね。




由梨さん、隣に座りながら
久しぶり〜って、ニコって微笑む。




由梨さんとは雑誌撮影の時に
連絡先交換して以来、連絡を取り合う仲に。


沙耶に続いて、もう1人お姉ちゃんが出来たみたい。




涼太｢遅かったですね？｣


由梨｢あー、あのあとヘルプで仕事ひとつ入ってさ。｣




ぱぱっと終わらせてきた、って話しながら軽く肩を回す素振りを見せる。



かっこいいな

ヘルプ、だって。


私にも来ないかな？

ヘルプで踊ってください！って。




まあ、そんなの、ずっと先になるだろうけど。



なんて、
由梨さんの話聞きながら、そんなこと考えていると。





水谷｢……あ、すいません、同席させてもらっても大丈夫ですか？｣


A｢…あ、｣




振り返ったそこには
昨日知り合った、水谷さんが立っていた。





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