砂糖 ページ33
.
玲於side
A「玲於くんが笑ってる。」
玲於「は？何言ってんの？」
せっかくいい話してたのに。
雰囲気ぶち壊すようなこと言い出すA。
玲於「いやいや、いつも笑ってるでしょ俺。」
A「あ、うん。笑ってるんだけど、いつもの笑顔は人をからかう笑顔というか…」
玲於「え、なに、悪口？」
A「いや、ほんと違うよ？笑 あのね？なんか、上手く言えないというか。今のは、優しい笑顔というか。」
優しい笑顔、ねえ。
A「玲於くん。」
玲於「なに。」
A「ありがとう。」
そう言って笑顔を浮かべるA。
素直に、こいつには笑顔がすごく似合うなって思った。
玲於「Aは笑ってるのが1番いいね」
A「へ、？」
出たよ、たまに出るへ？ってやつ。
暗い中だけど、Aの顔は少し赤くなってるのが分かる。
玲於「え、なに。照れてんの？」
A「照れてない。」
見ないで、なんて言って俺の方に手を出してこちらから顔を見えないようにしようとして。
照れてるね、これは。
Aって男に免疫ないわけ？
A「玲於くんてさ、全然砂糖だよね。」
玲於「砂糖？」
A「みんな、玲於くんのこと塩っていうから、もっと冷たいのかと思ってた。」
玲於「それはAがＭだから冷たく感じないんじゃない？それか、Aがおばかでただ鈍感なだけとか。」
A「前言撤回します。」
玲於「無理です」
A「優男はおバカなんか言いません」
玲於「知らねーよそんなこと」
そんなやり取りをしていると、いつの間にか見覚えのあるマンションの下に着いていた。
Aの家があるマンションだ。
A「送ってくれてありがとう。」
玲於「足、治ってよかったね。」
A「うん。じゃあ、またね。」
玲於「うん。」
マンションの中にAが入っていくのを見送ると、タクシーを呼んで、自分の家に向かう。
Aの住むマンションから自分のマンションまでは車で15分くらい。
だけど。
Aと歩いた20分より、ずっと長く感じた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1971人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らな。(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます！！大変お返事が遅くなりました、、！(>_<) 一応アカウントが無いわけではないのですが、作るだけ作って全く浮上していない状態でして(^^; リニューアルして利用し始めるかもしれないので、その時はこちらでお伝えしますね！！ (2019年10月13日 0時) (
レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
あお - こんにちは！こんばんはかな…？ハイアンドローから見させていただきとても気に入っております！Twitterとかしてるのであれば教えていただきたいです！ (2019年9月5日 22時) (レス) id: d939cc4598 (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - そらさん» 言われてみればそうですね……！なんで遅生まれって書いたんだか。( °_° ) ご指摘ありがとうございます！ (2018年3月1日 17時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
そら - 細かいかもしれませんが、1月は遅生まれじゃなくて、早生まれだと思います(*ﾟｰﾟ) (2018年3月1日 14時) (レス) id: 0a9c1fafc2 (このIDを非表示/違反報告)
らな。(プロフ) - ゆんさん» ほんとだ…！！！( °_° )ご指摘、ありがとうございます！ (2018年2月6日 20時) (レス) id: 3fd04ece2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らな。
| 作成日時：2017年11月27日 22時
