もし俺が好きって言ったらどうする？[佐野玲於]

俺様、玲於様 ページ23

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ほらって言って、返してもらったスマホ。


そこにはしっかりと、玲於くんのLINEのアカウントが表示されていて。



しかも。




A「ちょっと、『玲於様』って、何これ？」



玲於「サービス。」




いつの間にやったのか、アカウント名は『玲於様』と変更されていた。




A「俺様だね。」



玲於「いや、玲於様。」




いや、玲於様だけども。笑




涼太「それ、隼にもやってたでしょ？笑」



玲於「あれは隼のアカウント名を『豚』に変えてたの。」



A「豚？笑」



玲於「あいつは金髪豚野郎だからね。」




そういえば、この前もそんなことを言ってたな。

隼くん、豚なのか。



その後、俺達も交換しとくーって、涼太くんとメンディーさんとも連絡先交換。


念のため、他の4人にも私の連絡先を送ってもらうことにした。




玲於「A、明後日仕事終わるの何時くらい？」



A「んー、はっきりとはわかんないけど、18時くらいかな？」



玲於「その日、俺も早く終わりそうだから、ピアス持ってきといてよ」



A「わかった」




メンさんが、腕時計を見て驚きの声を上げた。




メン「俺そろそろ行かないと次の収録の準備が。」



玲於「あ、そっか。俺もトレーニングに戻ろっかな。隼待ってるし」



A「じゃあ私も仕事戻るよ」



涼太「俺らは次の仕事夜からだから平気なんだけど、Aは大丈夫？怒られない？」



A「全然平気。いま遅めのお昼休憩だから。」



涼太「そっか」




そう言って涼太くんは王子様スマイルを浮かべた。




玲於「んじゃ、また連絡するわ」



A「うん」




玲於くんたちは、またね、と言って自動ドアの向こうに消えていった。






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