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いっしょにごはん ページ7

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はな「…」



「覚えてない?この前お家で一緒にご飯食べた裕太くん…」



はな「…にかちゃんは?」



「ニカちゃんは…、今日はいないの」



はな「…」











外の空気を吸ったら、幾分体調も良くなった私。



二人ではなちゃんの保育園に到着すると、現れた裕太くんの顔をはなちゃんがジッと見つめる。











玉「俺、子供ってかわいいなぁって思うんだけど、どう接したらいいかわかんないんだよね」











そんなはなちゃんを見て苦笑いの裕太くん。











はな「どうしておにいちゃんいっしょなの?」



「あのね、今日Aちゃんちょっと身体疲れちゃって…」












はなちゃんの手を握りしめながらそう言った瞬間。



スッと裕太くんがはなちゃんの目の前に屈んで優しい笑顔を向ける。











玉「Aちゃん少し身体辛いみたいだから、俺がはなちゃんの家まで送るんだよ。だから一緒に行ってもいいかな?」











優しくそう言う裕太くんに、はなちゃんは少し照れたように頷いてみせた。










私と裕太くんの手を繋ぐはなちゃんを真ん中に、赤茶色のマンションに到着。



すっかり裕太くんに心開いた様子のはなちゃんは、裕太くんの腕を引っ張ってお家へと誘惑中。












はな「ねぇー、はなのおうちおいでよぉー」



「ふふっ。裕太くん、よかったらご飯食べて行きませんか?」



玉「…や、でも…」











具合悪いんだし…、って心配そうに私を見つめて困り顔の裕太くん。












「外に出たらだいぶ楽になったので。送ってもらったお礼に食べてって下さい」



はな「はなといっしょにごはんたべよぉ?」



玉「…じゃあ、お邪魔します…」












そう言った裕太くんの腕を引っ張ってエレベーターに乗り込むはなちゃんを追いかけて。



玄関の前に着いた時、裕太くんがポツリと呟いた。












玉「そういえば、俺の誕生日なんだね。この部屋」











部屋番号のプレートを指差して笑った彼。











「裕太くんちは私のですよね」











ふふっ、て二人で顔を見合わせながら玄関の扉を開けた。





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ゆなゆな - ほんとに感動しました。気づいたらもう涙が溢れてて(;▽;) 家族の温かみとか夫婦で支え合う力だったりほんとに泣けます。作者さんに感謝です! (2017年5月1日 23時) (レス) id: eb076903e0 (このIDを非表示/違反報告)
たかはし - これ読みながら大号泣でほんとに感動しかありません!これを書いてくださりありがとうございます。これからも頑張ってください。 (2016年12月24日 2時) (レス) id: c048a22f47 (このIDを非表示/違反報告)
菜那(プロフ) - 初めまして!キミ明日、何回も繰り返し読ませて頂いてます!そして、お疲れ様でした!この作品は家族の温かさを知る事ができました。作者様に感謝です!キミ明日は、終わってしまって寂しいけれど、これからも作者様の作品を読ませて頂きます!作者様、大好きです! (2016年4月16日 22時) (レス) id: 745f785af6 (このIDを非表示/違反報告)
ユミ - はじめまして。ユミといいます。この作品が終わってもう何ヵ月もたっているんでしょうけれど、あまりにも感動したんでコメントさせてください笑 私、気づいたら携帯握りしめて泣いてました。すごくすごく感動しました。これからも素敵な作品を作ってください。 (2016年4月15日 22時) (レス) id: 80bc047b90 (このIDを非表示/違反報告)
白玉(プロフ) - 涙が止まらないくらいすごく素晴らしい作品でした!!この作品を見て改めて家族のあたたかさを知ることができました。ありがとうございます!これから番外編見させていただきます!応援してます! (2016年2月25日 19時) (レス) id: 961c28ad46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:K | 作成日時:2015年5月4日 22時

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