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心配だもん ページ6

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玉「おは〜」











数日後、裕太くんは無事にWelinaへと現れた。











玉「この前はありがと」



「いえ、治って良かったです」











優しく微笑んだ裕太くんが、大きな手で頭にぽんぽん、って触れて。



甘えちゃってごめんね、って呟いた。













あの日は結局、帰ってからもやっぱり宏くんとはギクシャクしてて。



どう考えても理由がわからずに、今ももやもや続行中。







そして…、













「…はぁ…、」














今日は実は体調が悪かったりする。




なんかふらふらするし、やけに胸の辺りがムカムカするし…




もしかして裕太くんの風邪が移っちゃったのかも、って。




なんとか仕事終えて、足早に帰る支度をする。













玉「お疲れさま」



「あ、お疲れさまです…」



玉「…てか、顔色悪くない?」












休憩室にいた裕太くんが心配そうに顔を覗き込む。












「…そう、ですか…?」



玉「うん…、もしかして俺の風邪移っちゃったとか?」












ごめんね、って言いながら、私のおでこに心配そうに手を当ててる。













玉「熱はないみたいだけど…、」



「すいません、大丈夫ですから…」












お疲れさまでした、ってドアノブに手を掛けると、不意に引っ張られる腕。












玉「ちょっと待って。家まで送ってく」












え?って裕太くんを見つめる私の手、握って。



休憩室をガチャ、って出て行く裕太くん。












「…あの、大丈夫ですからっ!はなちゃんの迎えもありますしっ…、」



玉「だめ。心配だもん」



「でもっ…、」













私を気遣うようにゆっくりと歩きながら、貸して?って私の手から荷物を取って持ってくれる。












玉「はなちゃんのお迎えも一緒に行く。Aちゃんが良くても、俺が心配だから」












優しく目を細めて笑う裕太くんに、ありがとう、って呟いて。



いつもの駅までの道を、裕太くんに手を引かれながらゆっくりと歩いた。






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ゆなゆな - ほんとに感動しました。気づいたらもう涙が溢れてて(;▽;) 家族の温かみとか夫婦で支え合う力だったりほんとに泣けます。作者さんに感謝です! (2017年5月1日 23時) (レス) id: eb076903e0 (このIDを非表示/違反報告)
たかはし - これ読みながら大号泣でほんとに感動しかありません!これを書いてくださりありがとうございます。これからも頑張ってください。 (2016年12月24日 2時) (レス) id: c048a22f47 (このIDを非表示/違反報告)
菜那(プロフ) - 初めまして!キミ明日、何回も繰り返し読ませて頂いてます!そして、お疲れ様でした!この作品は家族の温かさを知る事ができました。作者様に感謝です!キミ明日は、終わってしまって寂しいけれど、これからも作者様の作品を読ませて頂きます!作者様、大好きです! (2016年4月16日 22時) (レス) id: 745f785af6 (このIDを非表示/違反報告)
ユミ - はじめまして。ユミといいます。この作品が終わってもう何ヵ月もたっているんでしょうけれど、あまりにも感動したんでコメントさせてください笑 私、気づいたら携帯握りしめて泣いてました。すごくすごく感動しました。これからも素敵な作品を作ってください。 (2016年4月15日 22時) (レス) id: 80bc047b90 (このIDを非表示/違反報告)
白玉(プロフ) - 涙が止まらないくらいすごく素晴らしい作品でした!!この作品を見て改めて家族のあたたかさを知ることができました。ありがとうございます!これから番外編見させていただきます!応援してます! (2016年2月25日 19時) (レス) id: 961c28ad46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:K | 作成日時:2015年5月4日 22時

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