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番外編〜もしかして!〜 ページ38

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「あれ…?」













残暑の残る蒸し暑い朝。



起きてすぐに目に入ったカレンダーを見つめる。












「…」













先月の予定日っていつだったっけ…



あれ?



やっぱり遅れてるよね…?














無意識に下腹部に向かう手。



優しく摩りながらどきどきと高鳴る胸の音。




















宏光「…はよ」



「あ、おはようございます」













んん…、って目を擦りながら起きてきた宏くん見つめて。



まだ確かではないその下腹部を再び撫でる。














宏光「…ん?どした?」



「え?や、なんでも…」



宏光「ふぅん」














まだ決まった訳じゃないのに。



こんなにも愛おしく感じるのはなぜだろう。














「ねぇ…」














あなたはここにいるの?



私達の元に来てくれたの?















宏光「なにニヤニヤしてんの?」



「わ!びっくりした…」



宏光「なんか良いことあったわけ?」



「んー…、まぁ…」



宏光「へぇ、なに?」



「内緒です」



宏光「なんで」



「ふふふっ」



宏光「んだよ、このっ」














うりゃ、って私の鼻をつまんでくる宏くんを笑いながら見上げる。



まだ言えなくてごめんね、って



すぐに伝えたい気持ち抑えながら心の中で呟いた。














宏光「んじゃいってくる」



はな「いってきまーす!」



「いってらっしゃい」













靴を履いて立ち上がった宏くんがこちらを振り向いて。














宏光「…なんかやっぱ」



「え?」



宏光「いつもと違うから気になるんだけど」



「え?何がですが?」



宏光「お前だよ、なんか顔がニヤニヤしてる」



「…」













そんなに顔に出てたんだ…(汗)














「…今日、帰ってきたら教えます」



宏光「ほんと?」



「はい…」



宏光「俺に言えないようなことじゃないんだな」



「なっ、当たり前じゃないですかっ」














ふはは、って笑いながら頭ポンてして。



ちゅ、って頬にキスを落として玄関を出ていった宏くん。













「…ふふっ。あなたにまでやきもち妬いちゃってるみたい」













そう小さく呟きながら、再び下腹部を優しく撫でた。




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ゆなゆな - ほんとに感動しました。気づいたらもう涙が溢れてて(;▽;) 家族の温かみとか夫婦で支え合う力だったりほんとに泣けます。作者さんに感謝です! (2017年5月1日 23時) (レス) id: eb076903e0 (このIDを非表示/違反報告)
たかはし - これ読みながら大号泣でほんとに感動しかありません!これを書いてくださりありがとうございます。これからも頑張ってください。 (2016年12月24日 2時) (レス) id: c048a22f47 (このIDを非表示/違反報告)
菜那(プロフ) - 初めまして!キミ明日、何回も繰り返し読ませて頂いてます!そして、お疲れ様でした!この作品は家族の温かさを知る事ができました。作者様に感謝です!キミ明日は、終わってしまって寂しいけれど、これからも作者様の作品を読ませて頂きます!作者様、大好きです! (2016年4月16日 22時) (レス) id: 745f785af6 (このIDを非表示/違反報告)
ユミ - はじめまして。ユミといいます。この作品が終わってもう何ヵ月もたっているんでしょうけれど、あまりにも感動したんでコメントさせてください笑 私、気づいたら携帯握りしめて泣いてました。すごくすごく感動しました。これからも素敵な作品を作ってください。 (2016年4月15日 22時) (レス) id: 80bc047b90 (このIDを非表示/違反報告)
白玉(プロフ) - 涙が止まらないくらいすごく素晴らしい作品でした!!この作品を見て改めて家族のあたたかさを知ることができました。ありがとうございます!これから番外編見させていただきます!応援してます! (2016年2月25日 19時) (レス) id: 961c28ad46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:K | 作成日時:2015年5月4日 22時

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