キミの嘘も、寝顔も、明日も。-Ki-【8】

番外編〜そろそろ…？〜 ページ36

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宏光「A、見て」



「なんですか？」











はなちゃんが寝静まった後の恒例のティータイム。



結婚した後も変わらずの大切なこの時間。












「…わ、かわいい…！」



宏光「高校ん時のツレんとこ、今日産まれたんだって」



「わー…、ふにゃふにゃしてる…」



宏光「な。案外でかくて難産だったんだって」



「お母さん頑張りましたね」



宏光「今度見に来いってさ。一緒に行く？」



「いいんですか…？」



宏光「こいつにもお前のこと紹介したかったし、いい機会なんじゃん？」



「じゃあ、お願いします…！」














そんなこんなで迎えた次の日曜日。



早速そのお友達の家におよばれした私達。













宏光「よっ」



？「おー、ミツ久しぶり！！」



宏光「お前もな、タケ」



タケ「あれ？もしかして奥さん？」



宏光「そ。嫁のA」



「…あ、はじめましてっ…！」














よ、よめ…って……！



まだ慣れないから照れる…///














タケ「はじめまして。タケって呼んでね。本名は弘武で、タケ」



「タケさん…っ」



タケ「ったく、ちゃっかりこんな美人捕まえやがって…」



宏光「見すぎだバカ(笑)」



タケ「てかはなちゃん！大きくなったなぁ！」



はな「…だぁれ？」



宏光「パパの友達。ちっさい時何回か会ったことあるんだけどな」



タケ「はなちゃん、おじさんと赤ちゃん見にいこっか？」



はな「あかちゃん…！」



タケ「うん、おいで？」













笑うと宏くんみたいに目の横に笑い皺が出来るタケさん。



どうぞ、って優しい笑顔でスリッパを出してくれた。













タケ「今ちょうどおっ ぱい飲んだとこなんだよね」












そう小声で言って、ガチャリとドアを開けてくれた。












？「…あ、こんにちは」



宏光「ふみさん、お久しぶりです」












優しそうに微笑む女の人。



この人がタケさんの奥さん…












宏光「嫁のAです。あと、娘のはな。春から小学生になるんすよ」



ふみ「はじめまして、ふみえって言います。はなちゃん、ちょっと見ないうちに大きくなったね」












優しくはなちゃんの頭を撫でたふみさんは、そのままはなちゃんの手を取り部屋の奥に進んでいく。





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