ペアリング ページ30
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肌を刺すような冷たい風の吹くあの日。
私とあなたは出会いました。
ボロボロになった私に手を差し伸べてくれたあなたは、冷え切った私の心を溶かしてくれて。
家族のあたたかさを教えてくれました。
宏光「えーー…、本日お集まりいただいたみなさま…」
二「ミツっ！堅苦しいのはやめてねっ！！」
宏光「うっせーよ！！」
宮「よっ！！きたやん男前っ！！」
今日この日、
あなたと家族になれることが幸せです。
宏光「俺っ、北山 宏光はっ！佐藤Aを生涯愛し抜くことを誓いますっ！！」
フゥ〜、って周りから歓声が上がる。
「…私、佐藤Aは、北山 宏光を生涯愛し抜くことを誓います」
幸せそうに微笑む目の前の彼に、涙が出そうなくらい自分も幸せで。
見つめあってクスクス笑ってると、向こうからはなちゃんが何かを持って歩いて来た。
宏光「はな、ありがとな」
優しくはなちゃんの頭を撫でた宏くんは、その何かを受け取って。
宏光「A、予約してた左手の薬指貸してくれる？」
そう言って受け取ったものから取り出したのは、光り輝くペアリング。
「…えっ？宏くん…これっ…、」
驚く私の左手を引き寄せ、薬指にリングをはめる。
宏光「俺にもして？」
もう一つのリングを震える手で取り出し宏くんの薬指にはめる。
そんな私を見てクスクス笑う彼は、優しく私を引き寄せ唇を重ねた。
宮「いやぁ〜、いいですなぁ〜」
二「ミツがかっこよく見える！！」
千「今日はシークレットヒールだからじゃない？」
藤「あぁ、なるほどな」
宏光「お前らうるせーよっ！！！」
周りが盛り上がる中、近付いて来た裕太くんが私に微笑みかける。
綺麗だね、って少しだけ照れたように言う彼に、私も少しだけ恥ずかしくなった。
玉「今だから言えること、言ってもいい？」
頷く私に、彼は小さな声で囁いた。
玉「実は俺、ずっとAちゃんのことが好きでした」
え？ってびっくりする私に、裕太くんはにこにこと笑顔で。
ミツさんと幸せになってね、って優しく頭を撫でてくれた。
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ゆなゆな - ほんとに感動しました。気づいたらもう涙が溢れてて(；▽；) 家族の温かみとか夫婦で支え合う力だったりほんとに泣けます。作者さんに感謝です！ (2017年5月1日 23時) (
レス) id: eb076903e0 (このIDを非表示/違反報告)
たかはし - これ読みながら大号泣でほんとに感動しかありません！これを書いてくださりありがとうございます。これからも頑張ってください。 (2016年12月24日 2時) (レス) id: c048a22f47 (このIDを非表示/違反報告)
菜那(プロフ) - 初めまして！キミ明日、何回も繰り返し読ませて頂いてます！そして、お疲れ様でした！この作品は家族の温かさを知る事ができました。作者様に感謝です！キミ明日は、終わってしまって寂しいけれど、これからも作者様の作品を読ませて頂きます！作者様、大好きです！ (2016年4月16日 22時) (レス) id: 745f785af6 (このIDを非表示/違反報告)
ユミ - はじめまして。ユミといいます。この作品が終わってもう何ヵ月もたっているんでしょうけれど、あまりにも感動したんでコメントさせてください笑 私、気づいたら携帯握りしめて泣いてました。すごくすごく感動しました。これからも素敵な作品を作ってください。 (2016年4月15日 22時) (レス) id: 80bc047b90 (このIDを非表示/違反報告)
白玉(プロフ) - 涙が止まらないくらいすごく素晴らしい作品でした！！この作品を見て改めて家族のあたたかさを知ることができました。ありがとうございます！これから番外編見させていただきます！応援してます！ (2016年2月25日 19時) (レス) id: 961c28ad46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2015年5月4日 22時
