たくさん知りたい ページ24
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宏光「うっほ!これうんまっ!!」
「おいしいですね」
やばくね?って大興奮の宏くん。
宏光「俺さ、Aに作ってもらうまでこんなうまいと思わなかったの。コレ」
「このフレンチトーストとは比べ物にならないですけどね」
宏光「そーか?俺はお前が作ったのが一番好きだなー」
「…」
サラッとうれしいことを……っ///
宏光「あーうまかった!!」
「ごちそうさまでした」
二人とも大満足でお店を出た所で、なんだか宏くんがそわそわしはじめて。
宏光「…あれー?俺横尾さんとこに携帯忘れたかも」
「え?」
宏光「ちょっと取りに戻ってい?身体へーき?」
「大丈夫です!」
再び横尾さんのお店へと足を運ぶ。
「横尾さんとは学生時代の友達だ、って聞きました」
宏光「あぁ、うん。高校が一緒だったんだよね」
「へぇ、そうなんですね」
宏光「あいつとはバンド組んだりしてさ。バカばっかりしてたなぁ。ほんと楽しかったよ、あの頃は」
「…親友なんですね」
宏光「ふふ、まぁそんなとこ(笑)」
無邪気に笑う宏くんは、まるでその学生時代に戻ったかのよう。
その時の宏くんはどんなだったのかな?
モテてたのかな?
きっと彼女だっていたよね。
まだまだ私の知らない宏くんがたくさんいて、もっともっとたくさん知りたい、って思うんだ。
宏光「よこーさーん!」
再びやってきた横尾さんのお店。
扉を開けるなり、待ち構えていたかのように横尾さんが近付いてきた。
横尾「ほらよ」
宏光「おっ、さんきゅー」
携帯ではなく、紙袋を手渡した横尾さん。
ん?って思ってるうちに宏くんに手を引かれ、お店を後にした。
「…あの、宏くん…?」
宏光「ん?あっ、今からまたちょっと電車乗るから」
「え?あ、はい…」
ギュ、っと更に強く握られた手を握り返して、二人で電車に乗りこんだ。
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ゆなゆな - ほんとに感動しました。気づいたらもう涙が溢れてて(;▽;) 家族の温かみとか夫婦で支え合う力だったりほんとに泣けます。作者さんに感謝です! (2017年5月1日 23時) (レス) id: eb076903e0 (このIDを非表示/違反報告)
たかはし - これ読みながら大号泣でほんとに感動しかありません!これを書いてくださりありがとうございます。これからも頑張ってください。 (2016年12月24日 2時) (レス) id: c048a22f47 (このIDを非表示/違反報告)
菜那(プロフ) - 初めまして!キミ明日、何回も繰り返し読ませて頂いてます!そして、お疲れ様でした!この作品は家族の温かさを知る事ができました。作者様に感謝です!キミ明日は、終わってしまって寂しいけれど、これからも作者様の作品を読ませて頂きます!作者様、大好きです! (2016年4月16日 22時) (レス) id: 745f785af6 (このIDを非表示/違反報告)
ユミ - はじめまして。ユミといいます。この作品が終わってもう何ヵ月もたっているんでしょうけれど、あまりにも感動したんでコメントさせてください笑 私、気づいたら携帯握りしめて泣いてました。すごくすごく感動しました。これからも素敵な作品を作ってください。 (2016年4月15日 22時) (レス) id: 80bc047b90 (このIDを非表示/違反報告)
白玉(プロフ) - 涙が止まらないくらいすごく素晴らしい作品でした!!この作品を見て改めて家族のあたたかさを知ることができました。ありがとうございます!これから番外編見させていただきます!応援してます! (2016年2月25日 19時) (レス) id: 961c28ad46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K | 作成日時:2015年5月4日 22時