学生時代からの友達 ページ22
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宏光「ここ。俺のツレがやってる店なの」
そう言って宏くんが扉に手を掛ける。
?「いらっしゃいま…」
宏光「やっほー横尾さん」
レジからひょっこりと顔を出したお兄さんがびっくりした顔で宏くんを見つめてる。
?「びっくりした〜、どうしたのいきなり?」
宏光「ふははっ(笑) 店に買いに来たに決まってんじゃん」
宏くんと親しげに話すその店員さん。
チラ、って宏くん越しに私に視線を向ける。
宏光「この子が前に電話で話した子」
?「あぁ、Aちゃん、だっけ?」
スラリと背が高くスタイルのいい店員さんが私に小さく会釈する。
「…あ、はじめまして。Aって言います」
?「はじめまして。横尾 渉って言います。ミツからいろいろ話は聞いててさ。会ってみたいって思ってたんだよね」
え?って宏くんの方を見つめれば、すでに商品の並ぶガラスケースに夢中の宏くん。
横「俺とミツは学生時代からの友達なんだ。良かったらいろいろ見てってね」
白い歯を見せて爽やかなスマイルを見せた横尾さん。
その言葉にキョロキョロと辺りを見回してみれば、シルバーや革製品のアクセサリーがそこら中に並んでいる。
宏光「ここね、あいつが手作りしてるアクセサリーのお店」
「へぇー…」
手作りと言われて商品を手に取ってみる。
すごく繊細なデザインのシルバーのピアスやネックレス。
革製品も一つ一つ違った味があって素敵。
宏光「あいつってすげぇ器用でさ。名前入れとかも出来んの」
「ほぉ〜…」
尊敬の眼差しで横尾さんを見つめる。
横尾「で?今日はいきなりどしたの?」
宏光「まぁちょっとね」
宏くんが奥の方に横尾さんと消えて行ったから、店の中をブラブラ見て回る。
全体的にかなり宏くんが好きそうなデザインの物ばかりで、どれも愛情がこもってる感じがした。
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ゆなゆな - ほんとに感動しました。気づいたらもう涙が溢れてて(;▽;) 家族の温かみとか夫婦で支え合う力だったりほんとに泣けます。作者さんに感謝です! (2017年5月1日 23時) (レス) id: eb076903e0 (このIDを非表示/違反報告)
たかはし - これ読みながら大号泣でほんとに感動しかありません!これを書いてくださりありがとうございます。これからも頑張ってください。 (2016年12月24日 2時) (レス) id: c048a22f47 (このIDを非表示/違反報告)
菜那(プロフ) - 初めまして!キミ明日、何回も繰り返し読ませて頂いてます!そして、お疲れ様でした!この作品は家族の温かさを知る事ができました。作者様に感謝です!キミ明日は、終わってしまって寂しいけれど、これからも作者様の作品を読ませて頂きます!作者様、大好きです! (2016年4月16日 22時) (レス) id: 745f785af6 (このIDを非表示/違反報告)
ユミ - はじめまして。ユミといいます。この作品が終わってもう何ヵ月もたっているんでしょうけれど、あまりにも感動したんでコメントさせてください笑 私、気づいたら携帯握りしめて泣いてました。すごくすごく感動しました。これからも素敵な作品を作ってください。 (2016年4月15日 22時) (レス) id: 80bc047b90 (このIDを非表示/違反報告)
白玉(プロフ) - 涙が止まらないくらいすごく素晴らしい作品でした!!この作品を見て改めて家族のあたたかさを知ることができました。ありがとうございます!これから番外編見させていただきます!応援してます! (2016年2月25日 19時) (レス) id: 961c28ad46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K | 作成日時:2015年5月4日 22時