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ズキズキ ページ16

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優子「Aちゃん、レジお願いできる?」



「あ、はいっ」



千「Aテーブルにお客さん回してくださーい」



「はいっ、お次でお待ちのお客様〜!」」













裕太くんちで朝ご飯をご馳走になった後、さすがにこのまま出勤は出来ないから。



タクシーで一旦マンションに帰ったんだ。



時間的にもう宏くんもはなちゃんもいなくて、少しだけホッとした自分がいた。



静まり返ったリビングを見回して、また涙が溢れてきて。



もうダメなのかな、って…



思ったりした。













「……はぁ…、」












バタバタしてる時は気が紛れるんだけど、一息付いた瞬間に襲ってくる気怠さや目眩。



そしてなんだか、さっきから下腹部がズキズキと痛む。













…あれ?



そういえば私……、














千「Aちゃんおつかれさま。休憩入っていいみたいだよ」



「…あ、うん。…ありがとう」














若干の不安を抱いて休憩室に向かう。













私…、



最後に来たのっていつだったっけ…













痛む下腹部を自然と摩りながら休憩室の扉を開ける。












ーガチャ…













玉「あ、お疲れさま。体調は……って、顔色悪くない?大丈夫…?」













休憩室にいた裕太くんが心配そうに私を見つめる。













「…そう、ですか…?」



玉「うん…、すごい青い顔してるよ?ちょっと横になった方が…」



「…」













ふいに目の前の裕太くんが霞んで見えた。



それと共に下腹部にギリギリとした鋭い痛みが走る。













「……っ、!!」













立っていられなくて、お腹を抑えて蹲る。












玉「よし、ソファくっ付けたからここに……って、Aちゃんっっ!??」













すぐに駆け寄ってくれた裕太くんの袖を強く握り締める。



正直冷や汗が出てくる程の痛みだ。













玉「お腹…?お腹が痛むの?」



「……ぃっ…!…お腹っ……、」



玉「ちょ…大丈夫!?」













サーーー…、って何かが下りてく感覚。












玉「…っえ、…Aちゃんっ、血が…っ!!!」


















その裕太くんの声を最後に、私は意識を手放した。





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ゆなゆな - ほんとに感動しました。気づいたらもう涙が溢れてて(;▽;) 家族の温かみとか夫婦で支え合う力だったりほんとに泣けます。作者さんに感謝です! (2017年5月1日 23時) (レス) id: eb076903e0 (このIDを非表示/違反報告)
たかはし - これ読みながら大号泣でほんとに感動しかありません!これを書いてくださりありがとうございます。これからも頑張ってください。 (2016年12月24日 2時) (レス) id: c048a22f47 (このIDを非表示/違反報告)
菜那(プロフ) - 初めまして!キミ明日、何回も繰り返し読ませて頂いてます!そして、お疲れ様でした!この作品は家族の温かさを知る事ができました。作者様に感謝です!キミ明日は、終わってしまって寂しいけれど、これからも作者様の作品を読ませて頂きます!作者様、大好きです! (2016年4月16日 22時) (レス) id: 745f785af6 (このIDを非表示/違反報告)
ユミ - はじめまして。ユミといいます。この作品が終わってもう何ヵ月もたっているんでしょうけれど、あまりにも感動したんでコメントさせてください笑 私、気づいたら携帯握りしめて泣いてました。すごくすごく感動しました。これからも素敵な作品を作ってください。 (2016年4月15日 22時) (レス) id: 80bc047b90 (このIDを非表示/違反報告)
白玉(プロフ) - 涙が止まらないくらいすごく素晴らしい作品でした!!この作品を見て改めて家族のあたたかさを知ることができました。ありがとうございます!これから番外編見させていただきます!応援してます! (2016年2月25日 19時) (レス) id: 961c28ad46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:K | 作成日時:2015年5月4日 22時

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