ぱぱはおりこうさん ページ46
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仕事が終わって保育園まではなちゃんを迎えに行く。
はじめてだからちょっと緊張しちゃう…
「…あのー…、」
はな「あ、Aちゃんっ!!」
先生より先にはなちゃんが私を見つけて駆けてくる。
はな「あのねっ、はなねっ、ゆりぐみさんになったんだよっ!」
「ふふっ、そっか」
またゆあちゃんとおんなじくらすだよー、ってうれしそうに話すはなちゃん見てたら、「北山さん?」って声がした。
「…あ、えっと、はなちゃんの父親から話があったと思うんですけど、今日からはなちゃんのお迎えに来る佐藤Aと言います」
先生「あぁ、あなたが!はなちゃん朝からAちゃんAちゃんって楽しみにしてたんですよ〜、ねぇはなちゃん?」
はな「ふふふ〜♡」
お迎え用のプレートみたいなの受け取って、先生に挨拶して保育園を後にした。
二人でただいまーって玄関入って、夕飯の準備して。
パパ遅いね、って話してたらラインの通知音が鳴り響いた。
>仕事もう少し遅くなるっぽい。
悪いけど飯先に食ってはなと寝てて。
ごめんな。
前に宮田さんが言ってた。
キタミツ仕事できるから、会社でももっと仕事量増やしてほしいみたいなこと言われてるんだって。
でも、自分にははなが一番だから、ってしっかり制御してもらって、なおかつ時間内でしっかり成績おさめてるんだって。
「はなちゃん、パパ遅くなるんだって」
はな「おしごと?」
「うん、先にいただきますしちゃお?」
はな「はーい」
きっと頑張ってるんだろうな、って思いながらオムライスを口に運ぶ。
帰ってきたら労ってあげたいけど、何時になるんだろうな…
はな「ぱぱおそいね」
「そうだね。お仕事頑張ってるんだね、きっと」
はな「ぱぱはおりこうさんね」
「ふふ、そうだね」
宏くんが帰ってきたらご飯温めて、テーブルの向かいに座って。
コーヒー飲みながら仕事の話聞いて、ゆっくりお風呂に入ってもらおう。
そう思っていたのに。
はなちゃんの寝顔を見つめながら、私はいつの間にか眠ってしまっていたのだった。
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カリン(プロフ) - おぉー!!移行おめでとうございます゚+。(ノ´∀`)これからもずっと応援してます! (2015年5月4日 0時) (レス) id: 6641d2fd0e (このIDを非表示/違反報告)
Mayu - こちらこそお話を書いてくれてありがとうございます!あまりコメは出来てませんが、このお話、いっつも楽しみにしてます♪みっくんの様子がおかしいのって、前ついた嘘がバレたのかなぁ??と思いながら読んでました。クライマックスに向けてどうなるのか楽しみです★ (2015年5月4日 0時) (レス) id: 0f96157ddb (このIDを非表示/違反報告)
Maa.xx(プロフ) - はじめまして。いつもニヤニヤしながら読んでます!次で最終章、寂しいです、、、是非、続編期待しています! (2015年5月3日 22時) (レス) id: a8a2d31d70 (このIDを非表示/違反報告)
玉ヶ谷マイコ(プロフ) - 初めまして。何度も読み返しながら楽しんでます!続編、ぜひぜひはなちゃん目線で読んでみたいです!はなちゃんは2人をどんな気持ちで見守ってたのかなー実は2人の恋心に最初に気づいたのははなちゃんだったりして…とか妄想してます。是非ご検討ください! (2015年5月3日 22時) (レス) id: 7f76b5525c (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - Kさんの作品はみっくんのかっこいいポイントが本当のみっくんもそれやりそう〜!って思えてすごくすごく好きです!こちらこそ、楽しいお話を読ませていただいてありがとうございます!です(^^)みっくんの不機嫌も気になりますが(!!)8章楽しみにしています! (2015年5月3日 22時) (レス) id: 75b1e14f7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K | 作成日時:2015年3月17日 19時