本来の目的 ページ40
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宏光「…あ、」
急に思い出したかのように真面目な顔に戻った彼。
そのままぺたぺたとキッチンに戻っていく。
宏光「本来の目的を見失うとこだったわ…」
再びぶつぶつと何かを繰り返しながら作業を再開。
私はというと、宏くんにも相手にしてもらえず、やることもなく。
いろいろと心配だから最後まで見守ろうと思ってたけど、徐々に襲われはじめた睡魔にお風呂へ向かうことにした。
「あの、宏くん」
宏光「んー」
「お風呂に入ろうと思うんですけど、大丈夫ですか?」
宏光「あーだめ、待って」
「え?」
宏光「もうちょい待って、俺も入るから」
「…はい?」
先ほどはなちゃんとすでにお風呂に入り済みの宏くんが言ってることがわからず。
宏光「あーあーあー、なんだこれっ」
「…」
宏光「んだよもー…、丸まんねぇぞおい…」
「…」
…あ、
なんとなくわかったかも。
宏光「よっし。とりあえずおっけ」
「…終わったんですか?」
宏光「うん。今冷蔵庫で絶賛冷やされ中」
「へぇ…」
満足気な顔で食器を洗う宏くん。
宏光「おし、風呂だ」
「宏くんさっき入りましたよね?」
宏光「俺はお前と入りたい」
「…っえ、///」
宏光「あ〜、やーらしいの。何考えてんの?」
「っは!?…べ、べつにっ、///」
宏光「んふふ。ほら、行くぞ」
「…///」
差し出された手を握ってお風呂場へ。
二回目の彼とのお風呂も胸のどきどきは止まらなくて、今日は私が先に浴槽に入って彼を待つ。
宏光「もーいーかい」
「…まーだだよ」
ーガチャ
「っ!?…まだって言ったじゃないですかっ!!」
宏光「さむいー」
「ひゃっ…、///」
宏光「つーかまたタオルしてんの?」
「…はい//」
宏光「とっちゃおーよ」
「…、///」
するする、ってバスタオル外されて
後ろから彼の腕が回る。
宏光「甘い匂いする」
「…さっきのチョコレート、」
宏光「うん。てか俺あんなの作ったのはじめてだわ」
「会社でもらった方達にもちゃんとお返ししてくださいね?」
宏光「え?なんで?」
「頂いたならお返しはしないとですよ?」
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カリン(プロフ) - おぉー!!移行おめでとうございます゚+。(ノ´∀`)これからもずっと応援してます! (2015年5月4日 0時) (レス) id: 6641d2fd0e (このIDを非表示/違反報告)
Mayu - こちらこそお話を書いてくれてありがとうございます!あまりコメは出来てませんが、このお話、いっつも楽しみにしてます♪みっくんの様子がおかしいのって、前ついた嘘がバレたのかなぁ??と思いながら読んでました。クライマックスに向けてどうなるのか楽しみです★ (2015年5月4日 0時) (レス) id: 0f96157ddb (このIDを非表示/違反報告)
Maa.xx(プロフ) - はじめまして。いつもニヤニヤしながら読んでます!次で最終章、寂しいです、、、是非、続編期待しています! (2015年5月3日 22時) (レス) id: a8a2d31d70 (このIDを非表示/違反報告)
玉ヶ谷マイコ(プロフ) - 初めまして。何度も読み返しながら楽しんでます!続編、ぜひぜひはなちゃん目線で読んでみたいです!はなちゃんは2人をどんな気持ちで見守ってたのかなー実は2人の恋心に最初に気づいたのははなちゃんだったりして…とか妄想してます。是非ご検討ください! (2015年5月3日 22時) (レス) id: 7f76b5525c (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - Kさんの作品はみっくんのかっこいいポイントが本当のみっくんもそれやりそう〜!って思えてすごくすごく好きです!こちらこそ、楽しいお話を読ませていただいてありがとうございます!です(^^)みっくんの不機嫌も気になりますが(!!)8章楽しみにしています! (2015年5月3日 22時) (レス) id: 75b1e14f7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:K | 作成日時:2015年3月17日 19時