宏光side〜鍋パ編〜 ページ2
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宏光「…なんで嘘なんかついたんだよ」
大量のアルコールでパンパンになったビニール袋下げて。
スーパーの駐車場抜けたあたりで、今度は俺から切り出した。
玉「…簡単な理由ですよ、そうすれば普通に近付けるからです」
宏光「…」
玉「俺に彼女がいるって言えば、彼氏のいるAちゃんになんの警戒もなく近付けるから。ほら、Aちゃんて割と慎重なとこあるじゃないすか」
宏光「…」
こいつ、何考えて…
玉「俺、仕事の帰りにAちゃんを駅まで送ってるんです。あの辺ってキャッチとかナンパ多いから。俺が好きでやってることですけど、俺に彼女がいなかったらAちゃん絶対断るだろうなって思って」
宏光「…」
玉「案の定、俺に彼女いるって思ってるから安心して送らせてくれてますよ。俺、これから先毎日送るつもりでいますから。Aちゃんて以外にふわふわしてるし、断りきれずに付いていきかねないですからね」
宏光「…」
駅まで送ってる？
はじめて聞いたんだけど。
いや、それはいいんだ。
玉森くんの言う通り、確かにあいつはナンパとかキャッチにすぐ捕まっちゃいそうだし。
守ってくれてる玉森くんを感謝したいくらいなんだけど。
玉「…俺、これから全力で行くつもりですから。だって、あなたと一緒にいたってうまくいかないことなんて目に見えてる」
ただ、今俺が一番恐れてること…
玉「俺の方が、Aちゃんを幸せにしてあげられる。あなたよりは、確実に」
それは、こいつが本気だってこと。
Aを、本気で奪おうとしてること。
玉「…あなたには負けません。例え今はまだあなたのことが好きでも、これからは俺のことを好きにさせてみせます」
マンションのエントランスの前で足を止めた玉森くんが、俺を振り返って真っ直ぐに見つめる。
つか、黙って聞いてりゃあ言いたいこと言いやがって…
なにが��俺の方がAを幸せにできる��だよ。
ふざけんな。
あいつが俺だけに見せるあの笑顔、お前は見たことねぇだろ。
俺とじゃうまくいかないなんて、そんなのお前になにがわかんだよ。
俺らのことなんかなんも知らねぇくせに…
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カリン(プロフ) - おぉー！！移行おめでとうございますﾟ+｡(ﾉ´∀｀)これからもずっと応援してます！ (2015年5月4日 0時) (
レス) id: 6641d2fd0e (このIDを非表示/違反報告)
Mayu - こちらこそお話を書いてくれてありがとうございます！あまりコメは出来てませんが、このお話、いっつも楽しみにしてます♪みっくんの様子がおかしいのって、前ついた嘘がバレたのかなぁ??と思いながら読んでました。クライマックスに向けてどうなるのか楽しみです★ (2015年5月4日 0時) (レス) id: 0f96157ddb (このIDを非表示/違反報告)
Maa.xx(プロフ) - はじめまして。いつもニヤニヤしながら読んでます！次で最終章、寂しいです、、、是非、続編期待しています！ (2015年5月3日 22時) (レス) id: a8a2d31d70 (このIDを非表示/違反報告)
玉ヶ谷マイコ(プロフ) - 初めまして。何度も読み返しながら楽しんでます！続編、ぜひぜひはなちゃん目線で読んでみたいです！はなちゃんは2人をどんな気持ちで見守ってたのかなー実は2人の恋心に最初に気づいたのははなちゃんだったりして…とか妄想してます。是非ご検討ください！ (2015年5月3日 22時) (レス) id: 7f76b5525c (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - Kさんの作品はみっくんのかっこいいポイントが本当のみっくんもそれやりそう〜！って思えてすごくすごく好きです！こちらこそ、楽しいお話を読ませていただいてありがとうございます！です(^^)みっくんの不機嫌も気になりますが(!!)8章楽しみにしています！ (2015年5月3日 22時) (レス) id: 75b1e14f7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K
| 作成日時：2015年3月17日 19時
